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モブの植木鉢小説館

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30 奈々の邂逅

「よかった、奈々さんから母乳がでなくて」
「えっ」

1時間後。行為が終わり、外の様子を確かめたのち帰ろうとする奈々を、仲山は呼び止め呟いた。

「だって出たらそれは芝山くんの子を妊娠したってことでしょう。ぼく、それが悔しくて……」

奈々の胸がキュンとする。
まさかそんな言葉が仲山から出るとは思わなかったからだ。
可愛らしい弟がこんなに逞しい事を言うとはお姉ちゃん役の自分としては嬉しい限りである。
そういえば自分を抱いた時もいつもと違ってなんだか男らしかった気がする。実際、いつもと違って男として自分を抱いたことだし。

仲山が何かを決意したように、大きく呼吸をスーハースーハーとする。
童顔の仲山がこんなことをするのは、大人に背伸びしているみたいで可愛らしい。なんだか見ていて微笑ましくなる。

「奈々さん、僕じゃ駄目ですか?」

真剣な顔で仲山が言った。

「えっ……」
「僕が奈々お姉ちゃんの危険日おまんこに種付けして、おっぱいから母乳ださせちゃ駄目ですか?」

今までにないほどの真剣な仲山に奈々は戸惑う。
そして仲山の言葉の意味を身体が理解し、子宮が疼き始める。

「……でもポイント失っちゃうよ?」

イタズラっぽく上目遣いで仲山に問いかける奈々。
奈々お姉ちゃんという言葉に反応して、お姉ちゃんぶる。

「そんなの関係ありません! 僕は好きな人に赤ちゃんを産んでほしいんです。
他の男の人の赤ちゃんを産む奈々さんなんて見たくないんです!」






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「奈々お姉ちゃん。危険日を教えてください」

私は無事、仲山くんの手引きで自分の部屋に戻ることができ、頬を赤らめ弟の仲山くんの言葉を思い出していた。
危険日を教えてほしい。それは間違いなく自分の危険日に種付けしたいという意思表示だろう。自分に赤ちゃんを産ませたいということだ。

「あんなに男らしくなっちゃって……」

普段オドオドしていて、ちょっと何かあると泣きそうだった仲山を思い出して、クスリと笑う。
気が弱いくせに、フェラチオしてあげるときは、とことん甘えてくる仲山くん。セックスこそしなかったが、おまんこやおっぱいを玩具のように覗いたり揉んだり舐めたりするのは当たり前だった。
おかげで自分の身体が感じやすくなってしまい、自分としても身体の変化に戸惑ったものだった。

依存というのだろうか──?
他人から見れば、仲山くんが自分に依存しているように見えるだろう。
だけどそれは違う。
仲山くんが依存しているのではなく、私が彼に依存しているのだ。

初めて彼にお姉ちゃん呼ばれたときの新鮮な感覚。
よく勇太くんに年下のような扱いをされたときの不満が、彼の前では綺麗になくなる。
母性本能が刺激され、彼になんでもしてあげたくなったのは、割と自然な出来事だ。

あのフェラチオ大会で彼を選んだのは、実はおちんちんの形と大きさだった。
他の男子と違う、雑誌で見た自分の理想のおちんちん。
勇太くんの小さなおちんちんと違う、自分を女として愛してくれるかもしれない大きなおちんちん。

勇太くんには悪いけど、彼との初体験は不満だらけだった。
夢に見た彼との初体験では、自分の心は満たされ、幸せになれると信じていた。
彼とのセックスで、自分たちの関係は一歩前に進むのだと思っていた。

──だけど現実は違う。
彼のおちんちんではとても小さく自分を満足させてくれない。一方的に彼が快楽を楽しみ、自分は挿入されてる感覚をあまり感じず、失望だけが襲った。
夢は灰色となり、勇太を想っていた気持ちでさえ引き伸ばされたように薄くなっていく。

彼と抱き合った時の幸せだった気持ちはどこ?
彼の傍にいるだけで満たされた気持ちはどこ?

自分はおちんちんの大きさで、好きな人を選ぶのかと悩んだが、大会で見た仲山くんのおちんちんで確かめればいいと決めて、彼の前に立ったのだ。


───奈々さん、それ以上されたら、お口にほかほか出来立てザーメンがでちゃいますぅ!

彼の甘えたように言った言葉が耳に蘇る。
奉仕する喜び。新たに知った他の男のおちんちんに対する初めてのフェラチオ。
本能でこれだと悟り、私は夢中で彼をイかせようとした。

彼とは比べものにならないほど大きなおちんちんを頬張り、勇太くんとの初体験のために勉強した雑誌の知識を総動員して、
他の男の子のおちんちんが喜ぶことを懸命におこなう。
裏筋を舐め、亀頭と恋人のようにキスをして舌を絡ませ、そして口内でおちんちんを突き突きさせてあげる。

このおちんちんにアソコを貫かれたら、どんなに気持ちいだろう。
この亀頭の穴から出る精液はどのくらい濃くて勢いよく出るのだろう。

次から次へと妄想し、仲山くんのおっきなおちんちんを口に収めて、射精を促していく。

私のお口は仲山くんのオナホール。彼は私の頭をガッシリ掴んで腰を振りまくりだ。

ああ……でそう。

口の中で亀頭がより一層膨らみ始めて、私はおちんちんが抜けないよう、より口を窄める。
隣の女子たちも、みんな一緒。他の男の子たちの便器になって、お口をズボズボされている。

だから何も問題ない。
笑顔で彼のザーメンを味わっても何も問題はない。

───うぅ!!ザーメン出ちゃいますぅ!!

亀頭からついにザーメンが発射された。
勢いがあって、何度も喉の奥に一直線に当たる。
私が味見しようと頭を後ろに引こうとすると、仲山くんの手が私の頭をしっかり掴んで、それを許さない。
私の鼻にアンダーヘアーが触れるくらい、おちんちんを根元まで入れて腰をぶるぶる震わせる。
自由意志のない私に出来ることといえば、口内で吐きだされるザーメンを飲むことだけ……。



なんだか本当に男の子がおしっこをする便器になった気分になり、私は便器がおしっこを処理する役目を始める。

こくりこくりこくり。

ネバネバしたのを飲んでいく。
音を鳴らして飲むと、仲山くんが腰を小刻みに振ってさらにザーメンを絞り出そうとする。
そうすることでようやく私はザーメンを舌で絡め取り、味見をすることができた。
やっぱり美味しい。とても濃くて量が多くて勇太くんと大違いだ。

だけど私が欲しかったのはこれだった。
このおちんちんとザーメンならば、きっと私を女として最高の高みに導いてくれるだろう。
それはきっと……。



私はそこで視線を落とし、押し入れで何度も中出しされたお腹をそっと撫でた。

ポイントを失うだろうに、決意したその言葉。
彼の言葉がとても嬉しい。

でもそれは同時に母になるということでもある。
姉として弟の望みを叶えてあげたいが、どうしよう、という気持ちもある。今まで仲山くんの望みを色々叶えてあげたつもりだったが、今度の望みは大きすぎる気がする。
私は母になる覚悟と準備が必要になるのだ。

(でも仕方ないよね。)

私はアソコからトロリと出てきた、仲山くんのザーメンを指ですくって顔まで持ち上げた。


だって、私の答えはすでに決まっているのだから──。







勇太が解放されたのは、まさに無礼講終了の放送が部屋に備え付けられたスピーカーから軽やかな音楽と共に鳴り響いたときだった。
足腰がほとんど立たず、フラフラになりながら部屋を出る勇太。
部屋の中では、まだヤリたりなさそうな3組の女子たちが項垂れている。さすがに時間外で勇太を犯す事は躊躇しているようだ。
勇太のポイントが減れば、仮に勇太を犯し続けても勇太が退学か留年になる。自分たちも痛みを知ってるぶん、そこまでやる気はなかった。

彼女たちは、妊娠すれば所有権が動くことを知ってるので、一番楽に犯せそうな勇太を狙いうちにした。事前に3組の担任から勇太がひとりでこの部屋にいることを聞いていたからである。
なぜ担任がそんなことを自分たちに教えてくれたのか、今考えると不思議だったが、追い詰められていた自分たちにとっては渡りに船であり、無礼講が始まると同時に彼の部屋に出向いて驚く勇太を押し倒し、跨って騎乗位で順番に犯していった。

むろん彼も抵抗したが、必死な様子の自分たちを見て徐々に抵抗がおさまり、なすがままになる。
もう空射ち射精しているのにも関わらず、交わるものだから彼も相当苦しかったはずだ。
しかし、彼だって自分たちを妊娠させてポイントと所有物が増やせるなら、この状況は好ましいものだろうと、罪悪感はあまり感じなかった。

彼がフラフラしたように浴衣を直し、部屋を出て行くのを確かめてから彼女たちも帰る。
勇太とセックスした子たちは、希望を胸に。セックス出来なかった子は絶望を胸に。

彼女たちの中で妊娠した子がいたのかどうかは結果待ちである。



一方、なんとか無事大多数のクラスメイトを守ることが出来た桜は、2組の宿泊場所の東館に戻っていた。
ふらふらとゾンビのように歩いてくる勇太に眉を顰めたが、とりあえずは無事であったことにホッとする。

桜は、自分たちと別れた奈々の無事を確かめるべく奈々の部屋を訪ねると、彼女はすでに帰ってきてるようで、ドアまで出てきて笑顔を見せた。あまり疲れてないようで肌もツヤツヤしている。
よく無事に逃げ切れたものだ。

桜は一言も発しない勇太に目を向けながら、渚を呼び、クラスメイトが全員ここにいるか確かめさせる。
すると暫くしてから渚が少し慌てた顔でやってきた。

「どうだった?」
「えっと、クラスメイトは全員いましたが、夏美先生がいません」
「ああ、そう……」

桜はそっけなく言う。
もう彼女は信用できない。大浴場で言った言葉で彼女が勇太を落とそうとしているのだろうと、半ば確信したからだ。
桜は全員を集めると、クラス委員長としての仕事を果たす。

「みんな、大広間に晩御飯を食べにいくわよ。ついてきて」








「はい、あと数百メートルよ。頑張って!」
「うっ……」

無礼講の翌日。俺とクラスメイトの女子は、海で遠泳をしていた。
海に集合と担任の夏美に言われたときは、ようやく遊べると思ったのだが、これでは昨日のマラソンと同じく疲れるだけである。
ただでさえ俺は昨日のマラソンと空射ち射精させられるくらい犯されて、疲れが抜けきってないのだ。
これはもう拷問レベルだと言っていいだろう。

波と潮のせいで、なかなか進めずイライラするなか、夏美がボートに乗って俺の傍でオールを漕ぐ。
こんなことされたら余計俺の傍で波が跳ねるからやめてほしい。



(それにしてもなんで、桜はあんなことを言ったのだろうか……)

遠泳に向かうため、波打ち際にいた桜に、耳元でそっと言われた言葉を思い出す。

「体力は温存しておきなさい。疲れたら調子が悪くなったって、すぐにリタイアするの」

何やら真剣な顔だった桜。
どうも無礼講以降ピリピリしている。
確かにあの事件は衝撃的だったが、それほど警戒すべきことなのだろうか?

俺は首を傾け、砂浜を見てどのくらい進んだか確かめる。
そしてまったくと言っていいほど進んでない事実を確認して、俺はうんざりしながら再び前を向いた。

どうも俺は無礼講から物事が深く考えにくくなってる。疲れと賢者モードのせいだろう。
間違いなく警戒しないといけないのに、それすらどうでもいいと思ってしまうなんて、俺は終わってる。


俺はへとへとになりながらも桜の忠告をきかず、意地で泳ぎきって、さらに体力を消耗させるのだった。


・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・


そしてその日の午後9時。

「……えっ? きもだめし?」

俺は晩御飯を終え、もう疲れたので寝ようかと考えていたところで、プリントに書かれていた予定に絶句した。
正直相当疲れている。もう眠くて仕方がない。
楽しそうなのだが、また歩かされることを考えると、桜の言った通り体調不良を訴えてパスしたくなる。
しかしそうなると無礼講が始まったとき困ったことになるので、俺は自分の部屋を出て集合場所に向かう。
桜の警戒ぶりといい、また無礼講をやりかねない可能性がある。友好を深めるためとは笑えるジョークだ。
奈々だけは絶対に俺が守って見せる。

俺は宿泊施設の前にあるグラウンドに到着すると、2組の女子たちと始まりの合図を待った。

「また2組だけね……」

体操着姿の桜が呟く。
どうして女子はそんな恰好してるんだ。普通の私服でいいだろうに。
動きやすいためにそんな恰好をしているのだろうか。

俺がグラウンドを見渡すと、確かに2組の女子だけだった。遠泳のときも聞いたのだが、他のクラスと一緒にやらないのは、プールで俺が仲山を殴ってしまったのが原因らしい。
教師陣の言い分では、友好を深める為に来ているのだから喧嘩をしては元も子ないとのことだった。確かにそれは理解できるのだが、だからと言って無礼講をするのはどうなんだ。
かえって仲が拗れると思うんだが……。

意識があまりはっきりしない頭をふり、俺たちが暫く待っていると、集合時間から5分遅れて夏美がグラウンドにやってきた。

「みんな集まった~? これからきもだめしをするよ~」
夏美の傍に皆が集まる。

夏美は皆に聞こえるように声を張り上げると、ふたり一組でペアになるように言った。

「奈々」

俺は真っ先に奈々を探す。
今度こそ奈々と、仲良くなるきっかけにしたい。

そして白の体操服に紺のブルマ姿の奈々を見つけると、すかさず声をかけた。

「奈々、一緒にきもだめしに行こう。奈々は怖いのだめだっただろう」
「……うん」

なぜか、俺と組むことに乗り気でない奈々に、俺は少し焦りながらさらに話かける。

「久しぶりに一緒に組もう。最近全然ふたりっきりになれなかったじゃないか」
「……そうだね」

ようやく奈々は俺と組むことを了承した。
嬉しかったけど、なんだかさらに疲れた。改めて奈々との距離を感じてしまい寂しさを感じる。
あんまり喜んでる風じゃないしな。

ペアが出来た人は集まるように言われて、俺と奈々は夏美の元へ向かう。
そしてきもだめしの説明を受けた。

「このお札を、この森の道の先にある祠におさめてきて~」

俺たちは札と懐中電灯を受け取る。そして奈々と並んで暗い森の入り口に立った。

「行くぞ、奈々」
「うん」

こうして俺たちは懐中電灯を片手に暗い森のなかを進んでいった。











                                <<  >>
  1. 2018/12/17(月) 23:42:32|
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  4. | コメント:15
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コメント

もう完全に仲山チンボの虜になりましたね、奈々さんは

でも、もしその後牛坂に犯されたら…
  1. 2018/12/24(月) 10:24:48 |
  2. URL |
  3. CK #-
  4. [ 編集 ]

奈々エロかわいい
  1. 2018/12/24(月) 14:49:05 |
  2. URL |
  3. #vqm8JHu.
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Author:モブGR
ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
ほぼ賢者モードで書いてるので期待しないでください。

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