深夜2時。僕らはまだ貝合わせと言う名のセックスをしていた。
寝静まってる周囲とは対照的に、僕らのテントは熱気と性臭に包まれ、いつ終わるともしれない貝合わせに没頭する。
「みさきちゃん、みさきちゃん」
「秋ちゃん、秋ちゃん」
かつて屋上でみさきちゃんと深優ちゃんがしてたように舌を絡ませ合い、
対面座位でお互いの心を満たしていく。
「秋ちゃん、わたしこんなに気持ちいいの初めて、もっとしてたい」
「僕もだよ、みさきちゃん。僕もみさきちゃんのおまんこをもっと突きまくって中出ししたい」
腰を互い卑猥に振りながら、欲望を披露し、求めあう。
一つになった僕らは、舌をさらに絡ませディープキスをしながら正常位に移行する。
2人の身体が密着し、みさきちゃんの乳房の形が変わるほど押し付けられると、僕は腰の振りを速くしはじめ、みさきちゃんは両足を浮かして容赦のない突きを受け止めた。
「イクよ!イクよ!また出るよ!!」
「我慢しないで! もっといっぱい出して私を満たしてっ!!」
結合部から今まで出した精液がブチュリブチュリと飛び出し、今まで出した量を物語る。僕は再び荒々しく腰を振りながら、膣肉が擦り切れんばかりにちんぽで擦って、ぎゅうとみさきちゃんの身体を抱きしめると腰を震わせた。
「んくっ!!」
「ん……」
激しい腰使いの果てに漏らすふたりの言葉。
男は火に油を注ぐような、女は慈愛に満ちた女神のような。
膣内射精は男と女の立場を子宮にはっきり分からせ、それを身体に受け入れさせる。
どぴゅっ!どぴゅっ!ドクドクドクドクドク………
静かに腰が小刻みに振られるなか、みさきちゃんの淫らに蠢く膣内に、また新たな白いザーメンが追加された。
「はぁはぁ、気持ち良かった」
僕は荒い息を吐きながら、みさきちゃんの胸に顔を乗せて、柔らかい乳房を堪能した。
気持ち良かった。
これ以上にないほど気持ちよかった。
ぐったりして胸で息をするみさきちゃんを感じると、充足感に満たされみさきちゃんにさらにえっちなことをしたくなる。
あれだけ出したのに、僕のチンポはまだ出したりないと勃起したままで、挿入したがっている。
これが女の子と本気セックスをするということなのかと、僕は乳房をモミモミしてると、ようやく落ち着いてきたのかみさきちゃんも言葉を口にした。
「男と女の貝合わせって女同士の貝合わせと全然違うね」
「うん」
おっぱいに顔を埋めてる僕の頭を優しく撫でてくれるみさきちゃんに素直に返事する。
みさきちゃんは満足してるみたいで、快楽の余韻に浸ってるようだ。
これからえっちなことしてやろうと思ってたけど、なんだか許可を取らないと駄目な気がしてきた。
「ねぇ、あと一発いい?」
甘えるように突起したみさきちゃんの乳首を舐めながら上目づかいでみさきちゃんにおねだりする。
「ん、だめ」
「えっ、なんで」
当然OKをくれると思ったのに、駄目だと言われてみさきちゃんの顔を覗き込む。
「だってこれ以上、中で熱いの出されたら妊娠しちゃうかもしれないから」
「えー」
当然と言えば当然の反応に、僕は失望の声をあげる。
傷心のみさきちゃんの心は快楽によって和らぎ、もうリスクを冒してする必要ないと思ってるみたいだ。
僕はゆっくりと右手をみさきちゃんの下半身に持っていき、膣口をくちゅくちゅと弄る。
「もぅ、駄目だって」
みさきちゃんは苦笑しながら身体を捩って、起き上がろうとする。
だけど僕が先回りするように指で惚けきったおまんこをズボズボさせると、すぐに身体を痺れさせて小さな抗議をあげた。
「い、いっぱい出したでしょ。我儘いうとお姉ちゃんに言いつけるから」
「うー」
自然と股を開けさせて指でいいように弄らせてるくせに、最後の一線を拒むみさきちゃん。
狭いテントのなか激しく交わってたせいで汗だくになり、精の匂いが充満された空間で、まだ残り火に似た欲望を抱えながらも僕のチンポを拒むなんてなかなか出来ることではない。
ならばと僕は作戦を変える。
「わかった。もうおちんちん入れないから暫くこうさせて。そうしたら落ち着くから」
そう言って僕は枕に顔を埋めるように、みさきちゃんの豊かな乳房の谷間に顔を埋め許可を求める。
「うん、それならいいよ。私も暫くこうしてたいから……」
僕が膣口を弄る指をそのままに、みさきちゃんは平静を装いそれを受け入れる。
それは余韻に浸る為と言ってるようだが、実際は僕の指テクで快楽を貪ろうとしているに過ぎない。
膣壺を指でズボズボされ、自分だけでまた気持ち良くなろうとしてるのだ。その証拠に股を閉じずに指で好き放題させてるのがいい証拠だ。
僕はそれに気づかぬよう、精液をまとわりつかせた指で浅くズボズボしながら、話しかける。
「ちんぽ気持ち良かった?」
「……うん」
膣からもたらされる快感に浸ってるのか、みさきちゃんは目を閉じて答える。
「じゃあ、精子の感想は?」
「白くて熱くてネバネバしてて……って今思い出したけど、たねつけってどういう意味なの?」
最初の交わりで言った願望の意味について訊いてくる。
僕はそれにすぐに答えず、もったいぶるようにして指を膣内から抜いて、今度はクリトリスに精液を塗りたくって弄り始める。
「それは……」
「そ、それは……」
よほど気持ちいいのか、みさきちゃんの言葉がどもりはじめる。
「内緒。みさきちゃんが中出しさせてくれないから言わない」
「えっ、い、意地悪しないで、おしえてよ」
腰を動かし、クリトリスを押しつぶすようにちんぽで擦り始めると、みさきちゃんは一言「あんっ!」と言って身体を少し捩って平静を装うのを隠し通せなくなった。
「じゃあ、僕のちんぽをみさきちゃんのおまんこに入れてズボズボしていい?」
「な、中に出さない?」
「何を?」
「だ、だから精子っ!」
亀頭で突起したクリトリスを弄りまわすので、みさきちゃんは焦ったように答えた。
「それはどうかなぁ~」
僕はゆっくりと胸の谷間から顔を上げ、チロチロと舌先で乳首を転がしながら、同時に膣口の上を滑らすように亀頭を動かしはじめる。
時々、膣口にズブっと亀頭の先っちょがはいるが、みさきちゃんの股は開かれたままだ。
「だ、出さないなら、お、おちんちん入れていいよ」
「どうしよっかなぁ~入れたらドパァ~って精子出したいしな~」
ゆっくりと身体を起こしながら、みさきちゃんの両足の膝裏に手を入れ、膣口を擦りながらゆっくりと狙いをつける。
「も、もういいでしょ、たねつけの意味を教えてよ」
「それはね……」
欲望の火に薪をくべられたみさきちゃんが焦るのが手に取るように分かり、口元を緩める。お尻を軽く持ち上げ、両足の膝がみさきちゃんの身体に付くようにして、そのまま逃げられないような体位で挿入しながら、僕はみさきちゃんが半ば予想しているような回答をしてあげた。
「赤ちゃんできちゃえ!って意味」
ズブッ!!ズブブブブブ……
それと同時に僕の両肩にみさきちゃんの両足を乗せ、ぐぐっと体重をかけてみさきちゃんが逃れないよう身体を折り曲げさせて根元までちんぽをズブズブ入れる。
みさきちゃんと言えば呆れたように「やっぱり!」と言って自分の中に入ってくるちんぽをジッと見つめた。
「……もう、男の子ってそんなに種付けしたいものなの?」
「うんっ!!可愛い女の子はみんな妊娠させたい!」
呆れたように言うみさきちゃんは肉壺便器みたいな体位で、もうそれは種付けは仕方がないという委ね方だ。
だから僕は遠慮なく気持ちよさそうに腰をカクカク振りはじめる。
両足を肩に乗せられ体重を掛けられてしまえば、下のみさきちゃんに逃れる術はない。
僕の突きに合わせ、お尻をゴムまりのようにバウンドさせて、再び男女の貝合わせに付き合う。
勃起ちんぽが白濁液に塗れたぬるぬるまんこを卑猥にズボズボ出入りし、何度も使い込まれた熟練の肉便器としての姿を見せ始める。
このままいけばきっと肉便器と言わずとも、都合のいいおまんこに変えられるのは違いない。
みさきにはそれが分かっていながらも、尚もそれを拒むことが出来ない。
それは燃え盛った快楽の炎のせいでもあり、必死な顔で自分を妊娠させようとする秋のせいでもあった。
なぜこんなに秋ちゃんは必死なのか。
自分を妊娠させて何か得があるのか?
男なら誰しも抱く美少女を孕ませるという感情が、男のいない世界の住人であるみさきには理解できない。
ただ、みさきのなかには必死に腰を振る秋を応援してあげたくなるという理解不能の感情が芽生えはじめ、内心で好きなだけ中出ししてくれたらきっと自分も嬉しくなるという、自分が自分でなくなるような思考に戸惑うばかりである。
ズボッ!ズボッ!ズボッ!ズブッ!ズボッ!
めいいっぱい左右に開いたぬかるんだおまんこにたくましいちんぽが勢いよく抜き差しされ、亀頭が膨らみ始めたのをみさきは敏感に感じ取り、秋の顔を見る。
もう何を言っても中に出すのをやめないだろう。
体重を掛けられて逃げるのも無理そうだ。
第一身体があきちゃんの精子を欲しがってる。
だからせめての抵抗を示すようにズコズコ突かれながら、優しく諭すように言う。
「ほんとに後一回だけだからね。後一回種付けしたら終わりだよ?」
「わ、わかった」
亀頭のカサの部分が開き、膣口への道を塞いで、これからたっぷりでる精子が外に零れないように準備を整え始める。
あぁ出されちゃう……
諦めの吐息が口からそっと漏れ、みさきは猛り狂う秋との貝合わせから、男に抱かれる悦びを知った。
もう逃れられそうにない。
たぶん、明日から秋ちゃんと毎日貝合わせしちゃうだろう。
中で出すこともきっと許しちゃうに違いない。
「みさき!種付けするぞっ!!いいなっ!」
「・・・うん」
乱暴な口調の秋ちゃんの言葉がなぜか心地よく、みさきは秋の首に手をまわした。
「いっけぇえええええええええええ!!」
どぴゅどぴゅどぴゅぅううううううううううううううううーーーーーーーーーー!!
根元まで沈んだちんぽから湯水のように精子が吐き出され、みさきも絶頂に達する。
みさきは熱い精子が自分の膣内を満たしていく悦びを感じながら、身体を震わせて声にならない声を出して精子を子宮で受け止めた。
◇
数時間後。外がうっすら明るくなった頃。
一滴残らずみさきちゃんのおまんこに精子を出しきった僕は、力尽きて眠ってしまっていた意識を目覚めさせた。
妙に感じる気だるさに眉を顰めて起き上がると、隣で全裸になったみさきちゃんが寝転がっており、昨日何をしてしまったかを急速に思い出させ顔を青ざめさせる。
欲望に支配されてたとはいえ、慰めるつもりがとんでもないことしてしまった。
いくら欲望に支配されてたとはいえ本来の僕なら自制できてたと思うのだが、オナニーをずっと我慢してたせいで無理だった。
取りあえず口止めしないといけない!他の人に喋られたら僕は終わりだと、
ムア~とする精の匂いを感じながら、隣で寝ているみさきちゃんの肩を揺らした。
「みさきちゃん起きて」
「ん~~、なぁ~にぃ、もうちょっと寝させて……」
おっぱい丸出しで寝ていたみさきちゃんは、ゴロンと横向きになり僕に背を向ける。
「みさきちゃん、いいから起きて。お願いだからっ!」
「……もうぅ、なんなの」
激しく身体を揺すったせいか、みさきちゃんはようやく目を擦りながら目を覚ました。
「みさきちゃん昨日のことなんだけど……」
「昨日のこと?」
みさきちゃんは意識を少しぼんやりさせながら、僕に訊く。
「うん、昨日のことなんだけど、誰にも言わないで欲しいなって」
「あぁ、そのことね」
ようやく合点が言ったように、みさきちゃんは意識をはっきりさせ人の悪い笑みを浮かべた。
「どうしようかなぁ~私が駄目って言ったのに無理やり何回も種付けされちゃったし~」
「いや、あれは、その……最終的にはみさきちゃんも種付けしていいって言ったし……」
「でも種付けの意味なかなか教えてくれなかったよね?」
「そ、それは……」
言葉に詰まって渋い顔をする。弱みを握られてるぶん防戦一方だ。
お互い全裸でこんな話をして、しょぼくれてる僕も情けないが、みさきちゃんも前くらい隠せばいいのにって思う。
やっぱり隠さないのはまだ男がどういう存在かはっきり認知してないとかそういう感じなのだろうか?
えっちしたから今更という可能性もあるが、えっちの経験が少なかった僕にはまだ気恥ずかしい。
「ん、なになに? 照れてるの?」
「うるさいな~」
僕の視線がみさきちゃんから逸らされてるのを見破られて、からかわれる。
「照れなくていいのに、みんな見せ合いっこしてるわけだし」
「女の子はそうでも僕は違うの!」
「あっ、男の子だもんね」
そこで初めてみさきちゃんも羞恥心を覚えたのか、傍にあった寝袋で自分の身体を隠した。
「自分だって照れてるくせに」
「あっ!そんなこと言っていいのかな。まずは深優ちゃんに言っちゃうよ」
「みさきちゃん、それはずるいよ」
僕が困ったように言うと、みさきちゃんはクスっと笑った。
「いいよ、黙っててあげる。秋ちゃんは私のために秘密を明かしてくれもんね」
「みさきちゃん、ほんと!?」
「うん、だから今度から無理やり種付けしちゃ駄目だからね」
「わかった、これからちゃんと許可を取って中出しするよ!」
「もぅ、そういうことじゃないんだけどなぁ」
喜ぶ僕に、みさきちゃんは少し苦笑いをしながら、現金なんだからと呟いた。
「それでさっそくなんだけど……」
僕は立ち上がり、朝立ちした勃起ちんぽをみさきちゃんの顔の前に持って来て、笑顔で言う。
「おちんちんの袋が、またいっぱい精子を作ったみたいなんだ。中に出していい?」
「もう! わたしのおまんこはおトイレじゃないんだけど」
寝袋を横に追いやり、両手と股を広げて僕を受け入れる体勢になった笑顔のみさきちゃん。
やっぱり昨日の快楽が忘れられないみたいだ。僕とのセックスが良かったって証拠だからうれしい。
僕は笑顔でみさきちゃんの股の間に体を入れると、勃起ちんぽをシッポリおまんこにハメて腰を振りはじめる。
「みさきちゃん、朝一番の貝合わせって気持ちいいね」
「うん。おまんこも悦んでる」
僕たちは微笑みあい、文字通りおトイレで用を足すように、思いっきり中出ししてスッキリさせた。
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- 2016/03/26(土) 20:56:30|
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