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8話 続き2

──仲山が負けた。あっけなく。
こいつ負ける気なんだろうなと思っていたが、ああまで見事に動揺して負けられると俺も何も言えなくなる。
事前にこいつを脅さなかった俺のミスだ。
ゲームから逃れたり中止に追い込むより、気が弱いこいつを脅すべきだった。
いきなりゲームの続きをすると言われて焦っていたせいで判断を誤った。

俺は唇を噛む。

千雪さんは色葉と組んでいる。
千雪さんが勝ったと言うことは、俺たちがフェラされるということだ。
こうなったら色葉の相手は俺がしないといけない。
仲山の相手をさせるなんてもってのほかだ。

「相手いいか?」
「えっ!? ええ、いいわよ」

色葉に素早く声をかける。
色葉は顔を真っ赤にしながら、小さな声でぶつぶつ言っている。
どうやら、そんなに私としたいのかしらと呟いているようだ。
俺は嬉しさを隠しながら、とりあえずホッとする。色葉は守れた。

「やっぱり色葉ちゃんと仲良しなんだね~。迷いもなくパートナーに選ぶなんて、昨日とは大違い」

花梨が囃したてる。
だけど無視だ。反応したら負ける。こいつの場合は反応しちゃいけない。
よけいからかわれる。

「仲山くん、こっちにきて」
「は、はい……!」

千雪さんが笑顔で仲山を招きよせる。

ホントにやるのか?

仲山の前でしゃがみこんだ千雪さんに視線を送る。
いったいなんのためなのか、未だによく見えない。俺と色葉は仲が悪かったので理解できるけど、他の皆がする理由が分からないのだ。
みんなともっと仲良くなりたいだけなのか。それともただ淫乱なだけなのか。

そのあたりの事情を訊いておけば良かったなと、後悔する。

いつのまにか色葉も立ち上がった俺の前でしゃがみこみ、もじもじしている。
花梨と美羽ちゃんが見守るなか、いよいよ罰ゲームが始まった。

「仲山くん、自分でズボン脱げる?」

まず千雪さんが微笑みながら仲山に言う。
仲山は緊張しながらもコクリと頷き、慌ててベルトを緩めズボンを足元まで下ろす。
だが、パンツを脱ぐのはやはり躊躇っているようだ。パンツに手をかけては離すを繰り返している。

千雪さんはそんな仲山の様子を見てクスリと笑うと、仲山のパンツの両側に手をかけてズルズル下ろし始めた。

「あっ……」

仲山の驚いた声があがる。だけどパンツからバナナのように反り返った勃起ちんぽが顔を出すと、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

「恥ずかしがることなんてないよ。立派なおちんちんじゃない」

千雪さんが仲山の勃起ちんぽを人差し指で軽く押して、楽しげに言う。
その姿はどこか妖艶で、経験の豊富さを感じる。
千雪さんはこういうことをした経験があるのだろうか。彼女の声を聞いていたら下半身に急速に血が集まるのを感じる。

「浩介、あんたも脱いでよ。このままじゃ、取り残されちゃうじゃない」
「あ、ああ、すまん」

俺も慌ててズボンとパンツを脱ぐ。

もちろん勃起状態だ。
さっきまで止めようとか考えていたのに、しっかり色葉にフェラさせようと考えている。
ここが男の悲しいところだ。情けない。

色葉が前の時のように俺のチンポを持ち、ゆっくりと舌を伸ばす。
そして、ぬるりとした舌の感触が俺を身震いさせる。

ぺろっ、ぺろっ……ぺろ…。

色葉が目を瞑ったまま亀頭に舌を這わす。
その舌遣いは昨日と同じで、アイスクリームを舐めるようだ。
多分これしか知らないんだろう。いつまでも同じように舐め続けている。

(気持ちいいんだけど、咥えても欲しいよな……)

人の欲とは恐ろしい。
こんな美少女に舐めてもらえるだけで昨日は満足だったのに、今日はそれ以上の事を望んでいる。
見ているのが花梨と美羽ちゃんだけなので、少し見られることに耐えれている。
俺たちと仲山たちに視線が分散されているのもあるだろう。
やっぱり初めて見る千雪さんのフェラに視線が主にいっている。

俺も千雪さんの方を見ると、千雪さんは舌先で亀頭の裏側を舐め、時には亀頭を丸呑みするように咥えて頭を振っている。
正直羨ましい。仲山はよくあんなフェラに耐えれてるなと視線を送ると、仲山は顔を真っ赤に歯を食いしばっていた。
必死で射精を我慢してるって分かる。

千雪さんは上目遣いで仲山の表情を窺いながら、小悪魔のような笑みを浮かべてフェラをしている。
すべてお見通しって感じで、ぎりぎり我慢できるくらいに加減している。
あれは辛いだろう。

俺は視線を落とすと、頬を赤く染め、目を瞑って俺の亀頭をぺろんぺろん舐める色葉を見る。
言っちゃ悪いが、舌技としては千雪さんとは雲泥の差だ。ぺろぺろ舐められるだけだとイけそうにない。
昨日のフェラは初めてされたという感動もあってイけたが、さすがに2度目だと厳しい。

「色葉ちゃん舐めるだけじゃ駄目だよ。
唇を輪っかみたいな形にしておちんちんをくわえるんだよ。そしたら男の子はもっと喜ぶよ。千雪ちゃんもそうしてるでしょ?」

花梨が小さな不満に気づいたのか色葉にアドバイスを出す。
色葉はそれを聞くと、うっすら目を開けて、俺を上目づかいで見た。

「………」
「………」

目が合うと色葉はサッと逸らす。
恥かしいのか、そのまま顔を俯かせてしまった。
でも俺のちんぽを握ったまま離さないので、やめる気はないだろう。

俺は色葉に助け舟を出す。

「色葉、別に咥えなくてもいいよ。そんなことしなくてもイけるから……」

いつの間にか男をイかすことが目的になってる罰ゲーム。
何分フェラしてイかなければ男子の勝ちとかのルールは忘れ去られている。

「大丈夫よ。それくらい平気。おちんちんを咥えるなんて……」

そこまで言って色葉は顔を上げると、今まで以上に顔を朱に染めて、ゆっくりと唇を亀頭に近づける。

「色葉……」

開かれる可愛らしい唇。
亀頭が吸い込まれるように色葉の口の中に入っていく。
口の中はぬるりとしていて生温かく、竿を咥える唇の感触がとても気持ちいい。

「どお……」

唇をモゴモゴさせながら色葉が言う。
口の中のちんぽが舌の上で移動する。

「うん、いい感じだよ。色葉ちゃん、そのまま顔を前後に動かして。ピストンみたいに」

花梨が指示を出していく。
美羽ちゃんも俯きながらもしっかり見ている。

姉妹競艶。
姉の千雪さんが仲山のちんぽを舐め、妹の色葉が俺のちんぽを咥えたまま頭を前後に振る。
男の俺たちにとっては夢のような時間だ。
すぐ傍の仲山が呻き声をあげ、もう我慢できないと言っている。
そろそろ射精しそうだ。

「色葉、もう少しスピードをあげて」

一生懸命頭を振っている色葉に俺は要求する。
色葉はおちんちんを咥えたまま少し怒った素振りをみせたが、俺の要求に従って、頭の動きを激しくした。

ちゅぼ!ちゅぽ!ちゅぷ!ちゅぽ!ちゅぼっ!

色葉の頭に合わせて卑猥な音が出る。
俺はその音を聞きながら、どんどん駆け足で高まっていく。
色葉の頭はもうキツツキみたいに激しく動いている。手加減と言うものを知らない。

「うっ、くっ……う」

俺は呻き声をあげて、色葉に射精が近いことを知らせる。
だが色葉はそれに気づかず、ますます頭を速める。
俺は仕方なく色葉の頭を両手で押さえると、フェラチオをやめさせた。
このままだと口の中に出してしまう。

「どうしたの?」

色葉が俺のチンポを吐きだし唾液を垂らしながら、俺を見上げる。

「いや、このままだと口の中に出しちゃいそうだったから」
「そっか。でも顔にかけられるのも嫌かも」

俺は糸を引いて口から垂れる唾液を見て、激しく顔にぶっかけたくなったが、我慢し頷く。
かけたらまた険悪になってしまう。

そうこうしているうちに、仲山の苦しい呻き声が断続的に聞こえてきた。

「も、もうだめです。でちゃいますぅ!」

せっぱつまった表情と声。
おちんちんを咥えて頭を振る千雪さんの頭を掴んで、2度ほど仲山は腰を喉奥に向かって鋭く突く。

「んぼっ!?」

全身をぶるぶる震わす仲山。
どうやら射精したようだ。しかも口内射精。
千雪さんの唇が微かに震えている。竿の中を精液が通ってるせいなのか?
少し苦しそうだ。
しかしいきなり口内射精なんて……。あいつ気が弱いくせに勇気あるな。
あとで怒られるとか考えないんだろうか。

腰をいまだにぶるぶる震わせながら射精している仲山を、花梨が「あー! 口で出してるー!」とか叫び
美羽ちゃんはオロオロしながらも顔を真っ赤に食い入るようにして見つめている。

もうこの罰ゲームは制服組に当たり前のようになってしまってる空気がある。

俺は仲山から視線を外し色葉を見ると、
色葉も視線に気づきすぐにフェラを再開する。

ちゅぱ、ちゃぷと再び淫らしい音を耳にしながら、こうなったら俺の口の中に出しちゃうかと考える。
怒られるなら仲山と一緒だ。外で出して満足するより、怒られて満足したい。
俺は少し腰をふりながら、射精まで上り詰めていく。

仲山が出したので、俺も早く出さないまずい。
じゃないと俺と色葉はみんなの注目の的だ。
そしたら色葉は恥ずかしがるだろう。俺もだが。

ちんぽを口の中に入れたまま、俺はついに限界を迎えた。

「色葉出すぞ!」
「んむっ……」

色葉の返事と共に、俺は射精を開始する。
口内射精だ。
ぬるぬるの口内と締め付ける唇に包まれて、俺は腰を痺れさせ精液を出す。
相当出ている。今までに出した事ないような量が出ているのがはっきり分かる。それほど気持ちいい。
女の子の口の中で射精するのってすごく気持ちいい。
文句を言わないのは、千雪さんも口に出されているのを見て、これも常識だと思っているのか。


「あぅうぅ……出しちゃった」

仲山は一足先に射精を終えたようで、情けない声で、荒い息をついている。
千雪さんは、艶っぽく微笑んだまま、亀頭の先っちょについている精液を舐めとっている。

「仲山くん、いっぱい出したね。結構飲みごたえあったよ」
「えっ、の、飲んでくれたんですか?」
「もちろんだよ。男の子が一生懸命いっぱい出してくれたんだからね」
「そ、そんな……僕」

仲山が感動したように声を震わしている。
相当嬉しかったのか、自分の下半身でしゃがみこんでいる千雪さんに何度も頭を下げている。
微笑ましい光景と言っていいのか、判断に困るところだ。

射精を終え、俺も少し荒い息をつく。
満足したがやはり自己嫌悪が俺を襲っている。
結局今日もしてしまった。その事実が俺に重く圧し掛かっている。

色葉は口の中の精液をテイッシュに吐き出している。
千雪さんのように飲むのは無理だったようだ。怒ってはいないが、無言なのが怖い。
多分ここまでしなきゃ駄目なのとか思ってるんだろうな。

後始末が終わり、俺は改めて他の遊びを提案すると、
今度は色葉は賛成してくれた。

苦い顔をしていたからまた口の中に出されるのは勘弁と思ったんだろう。
欲望に弱くてすまん。

これで数の上では3対3。
俺はそのまま仲山に睨みを効かせると、仲山も慌てたように俺に賛成した。

さすがに千雪さんも男連中が全員賛成したので、これ以上ゲームをするのは無理だと思ったようだ。
そして今日はこのまま解散しようって提案する。
他の皆は怪訝な顔をしたが、俺は疲れたと言ってその提案に乗った。これ以上何かあるのはごめんだ。

するとなんとなくお流れの雰囲気になって、みんな帰ることになった。
今日はホントに疲れた。
千雪さんや花梨には今度学校に来たとき詳しい事情を訊きたい。明らかにおかしいからな。





帰り道、俺は久しぶりに仲山と一緒に帰る。
こいつとはなんだかんだと言って初日以外一緒に帰っていない。
俺は肩を並べながら、罰ゲームの話題から入る。

「仲山、おまえなんで言わなかったんだ。こんな罰ゲーム流行ってないってこと」
「え、えっと……」

仲山は口ごもる。
ちょっと怖がっているようだ。
俺は、なるべく怖がらせないよう穏やかな声で、話しかける。

「いや、聞いたところでどうこう言うつもりじゃないんだ。もう俺もお前も……しちゃった共犯なわけだし。ただ興味があるんだ。すぐに言わなかった理由がな」
「ぼ、ぼくは……」

尚も口ごもる仲山。
顔を少し横に傾けチラリと視線を向けると、顔を青ざめさせている。
今になって自分の犯した事の重大さに気づいたってところか。様子がおかしい。

俺は黙ったままの仲山と一緒に人気のないのどかな田舎道を歩く。
少し落ち着かせた方がいいかもしれない。罪の大きさに耐えかねて、親に告白とかしたらとんでもないことになる。
俺は、近くにあったバス亭に気付くと、仲山を誘ってベンチに向かう。
そして誰もいないバス停のベンチにふたりで座った。

「せ、先輩……ぼ、僕は!」
「まぁ、落ち着け。取りあえず深呼吸しろ」

仲山は言われた通り、大きく息を吸って、ふうと大きく吐く。
そして落ち着いたところで、ゆっくり言い聞かせるように話しかけた。

「いいか、今日の事は誰にも言うなよ。おまえは悪くない。みんなこのゲームをやることに賛成したんだ」
「で、でも芝山先輩は止めようとしてたじゃないですか」
「あれは、他の遊びがホントにしたかっただけだ。あのゲームを止めようとしてたわけじゃない」

嘘をつく。こうでも言わないとこいつはますます動揺する。

「ほ、ほんとですか。でも、僕……止めなきゃいけなかったのに……あの人の言う事さえ聞かなければ」
「あの人?」
「あっ! いえ、なんでもないです」

口が滑ったとばかりに否定した仲山。
俺はすぐに追及する。

「どういうことだ。話せ」
脅す。こいつは脅しに弱い。

「え、ええと、実は、花梨先輩にいい話があるからって持ちかけられてて、ばらさないように頼まれてたんです」

大方、事なかれ主義で黙っていたのだろうと思っていた俺は驚く、
花梨の奴、仲山にも話を持ちかけ、口止めしていたのか。

「お、お願いします。僕がこの事を言ったってことをばらさないください」
「……ああ、わかってる。誰にも言わない」

俺は返事しながら、なぜか花梨に裏切られた気持ちになる。
あの野郎。別に俺が参加しなくても仲山がいればよかったってことか。
男なら誰でも良かったのか……。

俺はやっぱり月曜に花梨と千雪さんを問い詰めるしかないと心に決め、家に帰った。















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  1. 2013/11/25(月) 00:00:01|
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ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
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