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18話 お泊り会の仲山

(くそっ、どうしてまた色葉と仲山がっ!?)

こちらを見ていたはずの色葉が仲山としているのを知って動揺する。
花梨のアソコを舐めるのに夢中で気づかなかった。
花梨の浮かした足の隙間から色葉と仲山が69で互いの性器を舐めてのが見えて、俺は身体をもがかせる。

だが、俺がもがいても美羽ちゃんと花梨はどく気配がない。
仲山と色葉の絡みを見て興奮しているのか、花梨は俺の口にアソコをグリグリ押し付け、
美羽ちゃんは俺のちんぽにスッポンのように吸い付いて離れない。

一回射精すれば美羽ちゃんは離してくれる可能性があるが、
射精を終えて色葉にやめろなんか言っても説得力は皆無だ。

じゃあ、どうしたらいい──?

じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ……

ちんぽをおしゃぶりする音が、仲山の方と俺の下半身から共鳴するように聞こえながらも、必死に思考を働かせる。

俺は色葉と仲山を止めたい。
だけどここから抜け出さないと止められない。
声を出したくても、俺の口にアソコを押し付けるので、上手く出せないのだ。ぶっちゃけ呼吸するのがやっとだ。
力ずくで花梨をどかしても、問題は美羽ちゃんだ。
こんなに熱心にしてるのに、途中で止めたりしたら傷つくかもしれない。
美羽ちゃんにとってはこれは初めての体験だ。へたな言い訳をして止めたりしたらトラウマになる可能性もある。
自分より姉の色葉がいいと思われるかもしれないのだ。

俺は言い訳になりそうなことをどんどん考える。
だけど集中して考えるスピードが遅い。

なにせ、美羽ちゃんのお口の中は、とても暖かくてぬるぬるしている。
まるで肉壺の中にちんぽを突っ込んだようで、抜け出せない。
スッポンみたいに俺のちんぽに吸い付いているから余計にそう感じるかもしれない。
とにかくすごい快感なのだ。
つま先から頭の先まで痺れるような快感だ。身体が快感でぶるぶる震えたりもしている。

しかも時折、花梨のアソコが俺の口に押し付けられるので、頭が揺れる。

(くそっ、どうしたら……)

気持ちばかりが焦り、いい言い訳が思いつかない。


こうしている間にもどんどん事態は進んでいく。


ちゅぼ!ちゅぼ!ちゅぽ!ちゅぽ!ちゅぽ!ちゅぽ!……

暗くてはっきり分からないが、俺から布団が二つ離れた場所で、色葉が仲山の股間に顔を埋めて頭を激しく振っている。
お互い身体をピッタリとくっつけあい互いの性器を愛撫している。

仲山が色葉の股に顔を埋めていたのを見て一瞬カッとするが、
あまりの色葉のフェラの激しさに俺は呆然とする。
前に俺としたときは、あそこまで淫音を立てずにしなかったはずだ。
あれじゃあ、何回も経験済みのようなフェラだ。とても経験回数が2回と思えない。

俺はくっと腹から声を出し、ここから逃れようとするが、俺と同じように色葉たちの69を見ていた花梨が興奮したように股を俺の顔をグリグリ押し付け、
美羽ちゃんも姉の色葉に対抗するように淫音をわざと立てて応酬する。
これでは簡単にここから出られない。

「み。みうちゃん離してくれ…な、なかやまを止めないと……」

囁きに近い声で美羽ちゃんに俺が訴えるも、下半身にいる美羽ちゃんはそれを聞くと、
止めるどころか、いっそフェラの吸い付きを激しくする。
これでは俺に行かないでって言ってるようなものだ。

「あぐぅ……」

ぬめりのような感触だった口内が激しくうねり、吸引力が強化され、俺は少し身体を仰け反る。
まるで精液どころか魂まで吸い出さんばかりで神経がマヒする。
美羽ちゃんだって俺の記憶が確かなら、これが初めてのフェラのはずだ。なぜここまで男を喜ばせるような技巧を持ってるんだ。
全身から力が抜けていき、俺はなすがままになる。


色葉は様々な角度から仲山のちんぽにしゃぶりつき、頭を上下に振るのをやめない。
俺に見られているのは分かっているはずなのに、やめないということは、俺への当てつけなのか?
色葉を放っておいた俺への。

思考までぼんやりしていくなか、ついに仲山は寝かしていた腰を2度3度と色葉の喉奥へ突き上げた。

どぴゅっっ、どぴゅっ、どぴゅううううううううう───!!

──ゴクゴクゴクッ!!

ビクンビクンと仲山の腰が跳ね、色葉が口内で何かを受け止める。
今まで激しかった色葉の顔の動きがゆっくりになり、根元から先っちょまでぬるぬる唇を滑らせ往復する。
喉が何かを通すように動き、俺はそれが精液だと知りつつも脳内でそれを否定する。

やがて色葉はちゅるんと亀頭を吐きだすと、ゆっくりとこっちを見て微笑んだ。


俺にはそれが何を意味するのか、結局わからなかった。






お泊り会は、あれから1時間を超え佳境を迎えつつあった。

互いに相手を変えず、俺は美羽ちゃんの相手をし、仲山は未だ色葉と絡み合っている。
俺はあの場面を見てから全ての気力が奪われ、止めるどころか快楽に身を任せて何度も美羽ちゃんの口内に射精している。
美羽ちゃんは一度も俺のちんぽを口から出すことなく射精するたびに全て飲み干し、いまだに頭を振って残りの精液を一滴残らず吸い出そうとしている。
千雪さんと花梨は少し離れた場所で、この光景を見ながら満足そうに頷き、デジカメらしきもので俺たちの営みを撮っている。

時間にして午後8時くらいだろうか。
本来なら晩御飯を食べているはずなのに、誰もそんなことを言い出さず、取りつかれたようにこの狂った宴にのめりこんでいる。

もういつ終わるか分からない宴。
誰かが一言でもご飯といえば、止まるかもしれない行為。

だけど部屋に響くのは、互いの性器を舐めあう音と喘ぎ声。
遠慮がなくなっていく。
本能が剥き出しになっていく。
俺は美羽ちゃんに魂が抜けるほどしつこいフェラをされ、何度射精しても許してくれない。
ちんぽは口内で磨き上げられるようにして綺麗にされ、ジュルルルルル~~と飲み込むようなフェラを繰り返されている。

(い、いろは……)

快楽で思考がはっきりしないなか、俺は少し離れた場所で絡み合っている色葉に視線を送る。
色葉は、お尻に顔を埋めた仲山のクンニで何度も「いっくううぅううううう──!」と頭を枕に押し付けてお尻をひくつかせてイっていた。

(本番をしてないのは奇跡だな……)
ぼんやりとそんなことを思いながら、快楽によって呻き声をあげる。
してしまえばダムの決壊が壊れるように、この場は乱交場になっていただろう。

じゅぽ、じゅぽ!と口を窄めて仲山のちんぽを根元から吸い上げる色葉を見て複雑な気持ちになったが、
下半身から送られてくる快楽ですぐに俺もどうでもよくなってしまう。

結局俺も男の本能から逃れられないようだ。
快楽に負けてしまってる。
あれほど色葉と美羽ちゃんは守ると思っていたのに。
何度決意してもこのざまだ。

俺はそれが悔しくなってきて、再び近づいてきた花梨を呼び寄せ、おまんこにしゃぶりつく。
花梨が「おにいさん強引~」とか言ってるが無視だ。
ビラの中に舌を捩じりこむようにして舐めまわす。

えっちな雰囲気がより強くなり、
いつしか花梨と美羽ちゃんが入れ替わり、俺たちはさらに何度もイって、いつしか疲れで眠りにつきはじめた。











皆が疲れたようにパンツも履かずに寝入った深夜2時。
僕は満たされない欲望でいまだ寝つけていなかった。
そう、僕は夢中で色葉さんにクンニをしたが、肝心の色葉さんは自分がイクばかりであんまり僕をイかせてくれなかったのだ。
いや、色葉さんは僕を3回イかせてくれたのだから、少ないってわけでもないのだろうけど、僕は一日に最低5回はしないと胸やけがして寝つきが悪いのである。

僕は何度も眠ろうとしたが、ギンギンに勃起したおちんちんとパンツも履かずに眠る美少女たちに囲まれて寝れるはずがない。
仕方なく、障子に映った月明かりを頼りに辺りを確認し、真っ暗になった部屋で上半身を起こす。
もう自慰によってすっきりしてから寝ようと思ったのだ。

そして僕は身体を動かそうとして、自分の足に何かが当たったのでそちらに目を凝らした。

当たったのは隣で気絶したようにすやすや眠る色葉さんの白い足だった。
色葉さんは下半身を丸出しにして死んだように眠っている。
とても気持ちよさそうだ。

僕は辺りを見渡して誰も起きていないことを確かめると、ゴクリと唾を飲み込んで起こさないようそっと股を広げる。
すると先ほどまでいじっていたパイパンのおまんこが目の前に露わになった。
自慰で抜くためのおかずにとしては、これ以上の材料はないだろう。

(ちょっとくらい見せてもらって、おかずにさせてもらっていいよね……)

僕はクンニしていたときと同じように、指で真っ赤に花開いた膣口をくに~と左右に拡げる。
するといまだホカホカした膣内が、粘液をともなったままくちゅっと音を立てて開いた。

(すごいな。くちゅくちゅまんこだ)
僕は包皮を剥くと、突起した豆をチロリと舐める。すると奥からもっと淫らな汁が溢れてお豆さんが大きくなってきた。
僕は寝ていても同じ反応を示すんだなと感心する。

(おちんちん入れたいな……)

豆を舌先でつっつきながら、僕は頭の片隅で思う。
この肉穴におちんちんを入れたらどんなに気持ちいいんだろ。このおまんこの中で射精したらどんなに気持ちいいんだろ。
想像もつかないが、自分には叶わぬ夢だと寂しくなる。

見ての通り自分は、オドオドしてて性格も暗く、もてるタイプじゃない。
色葉さんの隣で立てるタイプじゃないのだ。恋人になんて選ばれないだろう。
可能性があるとしたら、向こうで美羽さんと花梨先輩に抱きつかれて眠っている芝山先輩だけだ。あの人も容姿は優れているというわけではないが、自分よりマシだし性格も明るくていい。色葉さんと口げんかばかりしているが、お互い特に嫌っているわけでない。

それに……色葉さんは、恐らく芝山先輩に恋している。
他の人は気づいてないかもしれないが、いつも他人の顔色ばかりみていた僕にはすぐに分かる。
多分辛く当たっているのもこの気持ちが分からなくてどう接していいかわからないのだ。
同世代の男がいなかったせいと初恋なのだろうと冷静に分析する。
このままいけば、やがてふたりは付き合いだし、もしかしたら結婚するかもしれない。

(なんかくやしいな……)

そこまで考えて僕は悔しくなる。
あんなに奉仕しても報われない。しょせん自分は本番前の前座の役者なのだ、と理解してしまう。
でも僕だって男だ。男の端くれなんだ、と慰めるのが精一杯なのだ。
僕は色葉さんの溢れてきたえっちな汁を舌ですくいとると、邪な考えが頭をよぎるのを感じた。

(僕だってあんなにクンニ頑張ったんだから先っちょくらいなら入れていいよね)

そのくやしさが大胆にさせたのか、僕は色葉さんのおまんこを目いっぱい拡げ、穴のサイズを大きくする。
ポッカリ開いたピンクの肉穴の大きさを見ても勃起おちんちんはちゃんと入りそうだ。

(これなら大丈夫かも……)

バレたときのことを考えていなかったのが幸いしたのかもしれない。
僕は色葉さんの膣穴に狙いを定めると、亀頭をまず膣口にくっつけ、そして少しずつ入れていく。
まず亀頭の先っちょが穴の中に入り、そして亀頭全体がぬちゅっ……と、膣穴を擦りながらどんどん隠れていく。
やるまえは亀頭が入った時点でやめるつもりだった。けど、今はもう少しだけ、もう少しだけと念じながら竿の部分もどんどん入れていく。

そしてもう少しだけと気づけば、僕のおちんちんは根元までしっかり色葉さんのおまんこに入ってしまっていた。

(えっと……)

僕は現状が処理しきれなくなって、暗い部屋の中で落ち着いて深呼吸して考える。
未だ目を瞑って眠る色葉さんのM字に開いた両足。そしてその中心に身体を入れ、おまんこを貫いた自分の勃起ちんぽ。

これって、もしかして……。


(やばい! 僕、色葉さんとセックスしている!!)

そう認識した瞬間、あっというまにこみあげてくるものがあり、パニックになる。

(だめ出ちゃうっ!!)

焦った僕はどうしようかパニックになり迷う。
色葉さんのまんこがきつく僕のちんぽをきゅうきゅう締め上げ、離さない。射精してとせがんでくる。
射精感がすごくて外に出すという考えをあっというまに押し流す。僕はこうなったらと覚悟を決めた。
どうせ殴られるのは千雪さんの提案に乗った時に決まってるのだ。こうなったら色葉さんのおまんこに中出しして思いっきり楽しんじゃえっ!!

僕は射精を必死に我慢し、起こさぬよう慎重に腰を2度だけクイックイッとお猿さんのように振る。
そして子宮口のお肉に亀頭を、ぷにゅっ♥とくっつけると、一気にザーメンを解き放った。

ぶびゅびゅびゅっ!!びゅびゅびゅびゅぅうううううううううううううう───!!

起きないよう限界まで力を押さえつけての濃縮射精。
顔を真っ赤にし、歯を食いしばりながらありったけのザーメンを色葉さんの子宮に送り込む。
断面図があれば、亀頭が膨らんで濃厚な白い子種汁がピンクの子宮にどんどん貯まっていくところが確認できただろう。それだけの激しさだ。
途中、色葉さんが「んんん……」と寝言のような声をあげたが、おかまいなしに太ももにしっかり手を置きM字のまま、腰を震わせて射精を続ける。
ここまで来たら止められるわけがない。出したいだけ思いっきり出す。
それがオスとしての本能だ。ドクドクと竿を通って色葉さんの中に入っていく僕のザーメン。
僕は今ままでに一番出したのではないかというほどドロリとした濃いザーメンを出し切り満足した。

僕は出しきると、音を上げぬよう荒い息を吐きながら、挿入したまま暫くじっとした。それは子宮からザーメンが漏れないようオスとしての本能だったのかもしれない。
そして30秒ほど経つと、ゆっくりと勃起ちんぽをそ~と抜いていく。
抜き終わった時に亀頭がピンッ!と立ち上がり、色葉さんのクリトリスを亀頭で擦って焦ったが、幸いにして色葉さんは気づかなかった。いまだすやすや眠っている。

僕は冷静になってから自分のやってしまった行為の恐ろしさに気付いたが、もはやどうすることもできず、
布団のシーツで膣口からコポリと溢れてきたザーメンを綺麗にすると、そのまま布団に入って寝た。

もちろん僕は熟睡することなど出来なかった。

次の日の朝、色葉さんは昨日の汚れを落とすからと言って、シャワーを浴びに行った。
僕はばれるかもと、生まれたての子羊のように恐怖でおののいていたが、シャワーから戻ってきた色葉さんは気づいていないようだった。



僕はお泊り会が終わったあと当然、芝山先輩に殴られたが、なぜかそんなに痛みを感じなかった。





そしてこの部屋が不妊に悩む夫婦が子作りをして妊娠を願う場所だと僕が知るのは、数年後の話である。















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  1. 2014/01/07(火) 00:00:03|
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ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
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