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13──放課後──

6月15日 木曜日 15時50分 連絡通路 藤乃宮遥


授業が終わり、部活や帰宅で生徒がごったかえすなか、
白いバドミントンウェアに着替えた私は、体育館と部室棟を繋ぐ校舎裏の連絡通路で、黒のジャージを上下に着た春山くんと出会った。

「こんにちは春山くん」
「あっ、おはよう遥ちゃん」

昨日あんなことがあったのに、いつもと変わらぬ挨拶を交わす私たち。
春山くんは少し顔を赤らめているが、特に態度がおかしいことはない。まるで昨日のことは当たり前に起こったみたいだ。
こうして元気にジャージ姿を着てるのだろうから、もう体調に問題ないのだろう。
春山くんの顔にも笑顔が見える。

「今から部活?」
「うん、そうだけど春山くんはここで何してるの?」

体育館に向かわず、連絡通路で立ち止っていた彼。

「いや、遥ちゃんに昨日のお礼と、あと、ちょっとここでは話せないことかな。遥ちゃんちょっといい?」
「んっ、別にいいけど……?」

周りの目を気にして、ヒソヒソ話をするように私に囁いた春山くん。
確かに、ここは人通りが多いので込み入った話をするのは向いてないかもしれない。
現に、すれ違う生徒たちが、私たちのことをジロジロ見て通り過ぎている。

「じゃあ、こっちに来て」




そうして彼は私を人気のない校舎裏に連れて行くと、いきなり私の前で手を合わせた。

「遥ちゃんおねがいっ!また白い液をださせて!」
「ええー昨日だしたばかりじゃない!」

まさかのお願い。昨日、彼が出した白い液は結構な量だったと思うのだけど、あれでは不十分だったのだろうか。


私が彼の顔を見て真意を確かめるような視線を送ると、彼は言いづらそうに口を開いた。

「ほら、昨日は…、結局おまんこに出さなかったから…」
「あっ……」

そうだった。昨日はおちんちんを舐めるのに夢中で、おまんこに出さないと解決しないのにお口に出させてしまったのだ。
結局、夜遅かったせいもあり、あれ一回で体育館の戸締りをして帰ってきたのだ。

「んっ、でも」

さすがに私も言い淀む。
さっき授業が終わったばかりで、校内中を動き回る生徒も多いし、なにより今の私の恰好は、部活の前だということもあって白いバドミントンウェアである。
口で受けてもこぼれてしまえば服にかかってしまうし、こう、間隔が短くなっているようでは、昨日のように口に出させても応急処置になるか怪しい。
今度彼に白い液を出させるとしたら、確実におまんこの中に出させないといけない。それはまだ日も高いし、ちょっと恥ずかしい。

「でも、部活の最中にまた、苦しくなったら……」

短い間隔で襲う白い液の衝動を、彼は恐れているのだろう。
もし部活中に倒れてしまえば、今まで隠してきた病気のことが知られてしまい、晒し者のように辛い思いをしてしまう。女の子にも知られれば、今まで彼の周りにいた子たちはみんな彼から離れるだろうし、男の子も病気が移ると言って彼を避けるかもしれない。
それはあまりに可哀そう。



そう思った私はまわりを見渡し、誰もいないことを確認すると、小さな声で彼に言った。


「わかったわ。でも、部活前だからなるべく早く済ませてね。遅くなるとみんなが不審がるから…」





・・・・・・・・・・・・・・・・・


ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ……。

人気のない校舎裏の壁際で、猫が水を舐めるような音が聞こえる。
もちろんその音は、春山くんが私のお尻に顔を埋めてアソコを舐めている音だ。
彼は、ちょっこっとだけ後ろに突き出した私のお尻に顔を埋め、アソコを一心不乱に舐めながら「汚れちゃうから」と言って私の足からアンスコを抜き取り、お尻丸出しの恰好にさせたのだ。

両手でお尻を押し開き、ビラビラを外側から丁寧に中へと一枚一枚捲るように舌先で舐め、溢れ出る私のえっちなお汁をズズズ……と下品な音をわざと立てて吸い取っていく春山くん。いくら美味しい汗だといってもこれは恥ずかしすぎる。

「は、春山くん、ちょ、ちょっと恥ずかしいよ、そんなことしなくていいから…」

周囲に音が響いて誰かに気づかれるのを恐れ、私は春山くんに小さな声で言うが、彼はやめるどころか、今度は中へと舌先をチロチロと伸ばし始める。その舌使いは以前、真っ青な顔して倒れていた男の子と思えないほど。
私は内心呆れながらも、その舌の蠢きにゾクゾクしてしまう。



それにしても人気のない校舎裏。お尻丸出しの私。
よく考えてみるととんでもないことしてるような……。


周囲から喧噪が聞こえてくる中での行為。
すぐそばの校舎からは生徒たちの雑談や笑い声が聞こえてくる。よく見ると窓の向こう側では、男子がバット代わりに箒をもち雑巾を投げて遊んでいるようだ。

そしてその壁一枚向こうでは、春山くんが私のお尻に顔を押し付けて、おまんこを舐めまわしているのだ。
これはどう考えても普通じゃない。

赤面する私は校舎を見つめ終わると視線を戻す。
どうか誰にも見つかりませんように……と。







「さぁ入れるよ。ほらお尻をもっと突き出して」
「う、うん」

顔をお尻からあげた春山くんが、いよいよおちんちんを入れるとばかりに私の腰を掴んで後ろに引っ張り、私も校舎の壁にしっかり手をついてバランスをとる。

いよいよおちんちんを入れるのだろう。彼が、おちんちんを片手にゆっくりと私のあそこに近づく。
私は先ほどからドキドキがとまらず、前を向いては後ろを向いて、を繰り返してしまう。
彼のおちんちんの先っちょが、膣口に触れる度に私はお尻をよじってしまい、まるでおちんちんとお尻で鬼ごっこをしているよう。

「ほら動かないで。おちんちんが入らないでしょ?」

彼が少し苛立ったように言うが、私はお尻を動かしていない。頭でわかってるのに身体が拒否反応を起こしている。
膜を破られないと分かってるのに、どうして身体は逃げるんだろ?
お尻が自分の意志とは無関係に逃げ回るのを、私は、ただ、ただ、不思議に思っていた。

そんなことを4,5回ほど繰り返しただろうか。
ついに業を煮やした春山くんは、子供に言い聞かせるように手を振り上げ、私のお尻を勢いよくパチン!と一回叩いた。

「ひゃあ!?」

驚いた私。だけど春山くんはなんでもないように、再びおまんこにおちんちんを近づけ始める。
今まで私の意思に反して別の生き物のように動き回っていたお尻は、叩かれたことによって反省したのか、ピッタリ動きを止め大人しくしてしまう。
これで、もう彼を阻むものは何もない。
彼は、叩いたところを優しく労わるように撫でると口を開いた。

「さぁ、おまんこに入れるぞー。今度こそ膜までハメてやる!」

彼はそういうと、グッとお尻を鷲掴みにし、右手でグイっと膣口を開くように横に引っ張った。
いよいよ入れられちゃう……。
ドキドキがこれまで以上に高まり、私はお尻を震わせながらその時を待つ。

空を見上げれば、雲一つない晴天の空。絶好のピクニック日和。
お弁当を持ってどこか遊びに行ったら最高だろう。
私と春山くんは、そんないい天気に校舎裏で、おちんちんとおまんこでお突きあいしちゃうのだ。
これを近所のおばちゃんとかに見つかってしまえば「やぁねぇ、最近の若い子は」とか言われちゃうかもしれない。

ドキドキドキドキ………。
後ろの春山くんが、ついにおまんこの入り口に狙いを定める。
いよいよ治療の始まりだ!

そして、

……くちゅり♥
私の慎ましい1本線におちんちんがそっと触れ、ゆっくりと入り口を押し拡げるよう掻き分けて入ってきた。

「んんっ…」

小さく漏れた吐息。

亀頭の先端からゆっくりと中に忍び込んでくるようなおちんちんの動きに、私は全神経をおまんこに集中させる。
すでに彼の亀頭は私のおまんこにすっぽり入ってしまったが、私は特に気にすることなく振り返り、春山くんに声をかけた。


「どう、わたしのあそこ? 膜を破らずに白い液出せそう?」
「……うーん、どうかな。まだ入れたの先っちょだけだし、もうちょっと奥に入れて確かめないと」

「奥に入れるのはいいけど、ほんとに気を付けてね。膜を破ったら絶交だからね!」

彼の口元が吊り上っていたことから、ほんの少し不安を覚えたが、彼も興奮しているのだろうと思い再び前を向く。

ゆっくり振り始められる彼の腰。
亀頭だけ入れてるせいか、抜き差しするときにクチュリクチュリと音が聞こえる。

(白い液って出すのに腰を振らないと駄目なの?)
ふと、思った疑問。
でも、おまんこの中に白い液を出すには腰を振らないといけないのか?なんて恥ずかしくて聞けるはずもない。
私はただ、彼が白い液を出すのを、お尻をクイッと後ろに突き出して待ち続けなければならないのだ。まるで彼が用を足す便器のように。

そうしているうちに彼の腰の振りが少し速くなってくる。コツを覚えたのか、腰の振りは順調で、ごくたまにおちんちんの先っちょが膜に軽く触れてしまうが、このままいけば問題なく白い液を出すだろうと判断する。
だって時折、おちんちんが中でビクンビクンと少し跳ねちゃっているからだ。きっとおちんちんが、今、自分がどこにいるのか確認してるに違いない。

私は再び左右を確かめると、自分でも少しお尻を振り始めてみる。時間のことがあるので少しでも早く白い液を出させたほうがいいと思ったからだ。



だが……。


「やっぱりバスケ部の春山と遥ちゃんって付き合ってるのかな?」
校舎から聞こえてきた何気ない一言に、私は心臓が胸から飛び出さんばかりにドキン!とする。
「つきあってるなら今頃はるかちゃんヤラれまくってるだろうなぁー」
再び聞こえた男子二人の声。

ドキドキと、自分でも気づかないうちにゆっくりと彼の腰のリズムに合わせてお尻の動きが少し速くなる。そのせいで、ぬにゅぬにゅと、先ほどまでめったに当たらなかった膜におちんちんがしつこく当たりはじめる。
興奮している。このまま強くお尻を振り続ければ膜が破れるかもしれないというのに、私の腰は止まらない。

ぬにゅうぬにゅうう♥と、おちんちんが膜に押し付けられる時間が長くなる。まるでどこまで力を加えたら膜が破れるのか試しているよう。


そして春山くんが、ついに私のお尻の肉を左右に拡げようとしては、やめ。拡げようとしてはやめを繰り返し始める。
きっと必死で私の膜を破るのを我慢しているのだろう。
そのもどかしい動きは私をさらに刺激させ高ぶらせていく。


もうどうなってもいい。おちんちんをもっと根元までいれて満足したいと。


だから私は探した。
どうやって彼に処女膜を破ってもらえる正当性を与えるべきかを……。

そして……気づいた。私は気づいてしまった。

処女は彼にあげる。幸太くんには私のファーストキスと心をあげればいいじゃないと。
これなら幸太くんも許してくれると。

そう決めた瞬間、私はついに快楽に流され、見ている者にでもわかるほどお尻を淫らに円を描くように振り始めた。
おちんちんをドリルにみたててクルクルと中に誘うように何度も何度も卑猥に動かし、後ろを振り返り赤らめ顔で、そっと口元をゆるめて微笑む。
彼にメッセージを送るように。処女膜を破っていいよと言うように。
そして興奮しきっていた彼もまた、そのメッセージを無言で受け取る。
ふぅふぅと激しい息を吐きながら荒々しく私のお尻を鷲掴みし、膜に押し付けられたおちんちんをゆっくりとグイグイ押し込み始める。
ギチギチギチギチ・・・・・・・と処女膜が悲鳴をあげる。破れちゃうよホントにいいの!?と、叫ぶように。

そして……



ブチッ!!


ついに処女膜は破られた。
幸太くんにあげるはずだった私の膜。大事な大事な処女の証。
卒業証書のようにポタリと一滴、地面に赤い染みを作る。

だけどお互い何も言わない。
この異様な雰囲気に呑まれ、ハッハッ!と荒い息をリンクさせて腰を振り続ける。

「俺なら妊娠してもいいから中に出しまくりだぜ!」

再び校舎から聞こえた男子の声。
脳から信じられないくらいのアドレナリンが出て、痛みを打ち消している。
これに終わりがあるとしたら、彼が私のおまんこの奥で白い液を出すことだろう……。

こうして予期せぬ形で始まった私の初体験は、彼が呻き声をあげながら、私の一番奥で白い液をたっぷり吐き出したことで終わるのだった。





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  1. 2012/08/30(木) 21:07:10|
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