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17──それぞれの誓い──

7月15日 木曜日 午後16時30分 放課後 体育館  近藤幸太


キュッ!キュッ!キュッ!

バトミントン部員たちのシューズが床を噛みしめ音を立てるなか、体育館の入り口で、ポツンと僕は練習に励む遥ちゃんを眺めていた。
彼女は試合形式での練習中で、
ロケット型の豊満な乳房が白いバドミントンウェアの布地ごしにぴんと盛り上がっているのがわかる。
また少し成長したようだ。

(きっと誰かに揉まれて成長したんだろうな……)
遥ちゃんがコートの中をところ狭しと動きまわるたびに
胸がぶるんと揺れ、白いスコートが捲れてアンスコが丸見えになるのを、股間を大きくして見守る僕。
頭の中では、あの白い肌、ロケット型の乳房、あの桃尻、笑顔が誰とも知れぬ男に汚され白く染まっていってるのだが、
なんの違和感も感じず、凝視するように視線を送り続ける。

と、そこでハッ!と気づき愕然とした。

そんなことあるはずないじゃないか、そんなわけないじゃないかと。




なぜこんなことを思ったのか一瞬混乱に陥る僕だったが、
最近、遥ちゃんと一緒にいる回数が減ってきてるのに気づき、こんなありえないことを思ったのだと、そう結論付ける。

(そっか、そういえばあんまり遥ちゃんと話してないもんな)
ネガティブに考えるクセが激しくなってる自分に嫌気が差し、
頭を振って気を取り直すと、遥ちゃんに声をかけるべくバドミントン部の方へ歩みを進めた。

「あっ、幸太くんじゃない!」
僕に気づいた遥ちゃんが練習をやめこちらに来てくれる。

「やぁ、ごめんね。練習してたのに邪魔しちゃって……」
「ううん、大丈夫だよ。それよりどうしたのかな、何か用があるんでしょ?」

バドミントン部の練習中に滅多に来ることがなかったせいで、遥ちゃんは僕が用があるのだと思ったようだ。

「ああ、うん。遥ちゃん、次の日曜にサッカー部の試合があるんだけど応援に来てくれないかな?」

「うん、別にいいけど、どうしたの急に? いつもはそんなこと言わないじゃない」
「ええと……、実はその試合に先発で出れそうなんだ」
「ほんとなの!?やったじゃない!」

驚くと同時に喜んでくれる遥ちゃん。
僕も自然と顔が綻んでいく。

「じゃあ、お弁当作って応援に行くね!」
「うん、ありがとう。絶対点を取るから応援よろしくね!」

久しぶりに笑顔で話せたことに喜びながら、
僕は遥ちゃんと別れて体育館を出た。

きっと点を取ろう。

そして絶対に活躍して、遥ちゃんに告白しようと心に誓いながら。









7月16日 金曜日 午後12時35分 体育祭準備室  藤乃宮遥


「うっ、出る!!」

どぴゅうううううぅぅぅぅぅぅぅーーーー!!

お昼休み、いつものようにお弁当を食べ終わった後、私は春山くんと体育祭準備室で治療に励んでいた。
今日の体位は騎乗位で、彼の上に跨った私が、腰を巧みに前後に振って白い液を私の中へ吐き出させている。

「おつかれさま。今日もいっぱい出したね。最近啓介くんの調子も良さそうだし、そろそろ治療の成果が出てきたかな?」

私が啓介くんに跨ったまま、結合部から漏れ出た白い液を指で摘まんで伸ばしながら言うと、啓介くんは私の胸を下から揉みくだした。

「そうだね。まだまだ時間かかりそうだけど、少し良くなってきたかな」

結構出したはずなのに、私の中にあるおちんちんが再び固く大きくなっていくのがわかる。
今日は、朝から7発目だというのに、まだまだ出せるみたい。

「あ……んっ、まだするの?」
「うん、まだまだ出そうだしね。もう一発だけなら時間大丈夫でしょ」

彼の腰が再び本格的な突きとなり、私の身体が波に浮かぶ小舟のように揺れながら、私もまた喘ぎ始める。
彼のおちんちんは私の気持ちいいところを知り尽くしている。
一回の治療で3回はイかされちゃうのがその証明だ。

最近は啓介くんのリクエストで、治療の回数が劇的に増えたが、

この調子だとまだまだ気持ちよくなれる日々が続きそうだ。








「日曜にバスケ部の試合があるんだ。応援に来てくれないか?」

10分後。いつものように治療を終え制服の着崩れを直していると、
先にズボンを履いた春山くんが思い出したように私に向き直った。
「日曜のいつ?」
「10時かな」
日曜は幸太くんのサッカー部の試合もある。本来なら断るべきなんだろうけど……。
そこで私は、幸太くんの試合が11時からだったのを思い出す。
バスケの試合は10時でサッカー部は11時、バスケ部の試合は大体1時間で終わるらしいので、これなら時間がかぶることないし2人の応援に行ける。
そう思った私は、彼に頷いた。
「うん。分かった。日曜の試合、応援に行くね」
「ああ、待ってるよ。俺のカッコイイ姿を見ても惚れるなよ」
「もぅ、なに言ってんだか。試合に負けても慰めてあげないからね」
お互い笑いながら軽口を交わすと、別れ際に強引にキスしようとしてくる彼に、げんこつを与えて倉庫を出た。

日曜は忙しくなりそう。






◇  同時刻 春山啓介


「日曜に、サッカー部の試合がありますの。貴方は試合後、必ず遥さんを引き留めないといけませんわ。
もし彼女を試合に行かせると、今までの撮影がぶちこわしになる可能性がありますの。いいですか、必ず引き留めなさい。これは命令です。
分かりましたわね?」

それが2日前、桐沢によって与えられた俺の任務だ。

あいつの言うことを聞き出してからもう随分と経つが、俺はすでに逆らう気はなくなっていた。
隠し撮りをされたテープをネタに脅迫されているということもあったが、それ以上に遥を抱けるという美味しい役得があったからだ。
遥の身体が自由になりだしてから、もう細かいことは気にならない。口説いて彼女にするのとか考えていたのが馬鹿らしい。
むしろこのまま2人でどこまでも堕ちていきたい気分だ。そう思ってる。

それに仮に遥が俺と付き合いたいと言ってきても、全ては桐沢の一存で決まると言っていい。
すでに何本も隠し撮りされ、脅されてる身となっては、俺に自由意志などないからだ。
もちろん俺は、遥のことが好きなのだから自分のモノになってもらわないと困るのだが、
どうも桐沢は、俺と遥のハッピーエンドを望んでない気がする。

これは奴と短いながらの付き合いでわかったことだが、奴はまだ何かを企んでいるらしい。

それがもし、俺と遥の別れだとしたら、俺にとっては最悪の展開だ。
やっとここまで来たのだ。
ここで取り上げられたらたまったものではない。


そうならなければいいのだが、あの悪魔が考える以上、その予想が当たるということもありえた。


だから俺は考えた。
どうすれば奴を。桐沢を出し抜いて、自分が望むエンディングにするのかを。




そして考えた結果は、遥を孕ませることだった。

いくら奴でも遥が妊娠してしまえば、俺との仲を認めるしかないだろう。
奴に人の心が残っていれば、必ず認めるはず。
もちろんそうなれば俺も覚悟を決めて責任を取らないといけないが、このまま撮影が続いても、きっとロクなエンディングは待っていないのは間違いない。

だから、俺は必ず遥を孕ませる。
そうすれば必ず結ばれると信じて。


そうして俺は今日も体育倉庫で、遥の腹に自分の子種を仕込み続ける。
この調子なら、すぐに遥は俺の子を宿すことになるだろう。








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  1. 2012/09/06(木) 20:16:05|
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