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モブの植木鉢小説館

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5──死闘──

あれから無事退却できた僕らは、利歌の部隊と共に山を下った。

そうして平地で陣を構えた僕たちの部隊は、ようやく遅い夕食を摂る。
飯と言っても、鍋に野菜と米をぶちこんで煮込んだ雑炊だ。だけど疲れきっていた僕らには、それがとても美味しかった。
……というか、冷静に考えてみれば、いつも僕が食べてるご飯より豪華だ…。


「奇襲、大成功だったね。彩月も槍之助も怪我はないか?」

疲れきっているせいか珍しく口数が少なくなった2人に、僕は尋ねるが、返ってきたのは言葉ではなく首を縦に振るという動作だけだった。
僕はそれを見てなんとも言えない気持ちになり、お椀を地面において、目の前でパチパチ燃えている焚火を瞳に映す。

……とんでもない一日だった。
ただの調査だったはずが、戦に参加して何人も殺した。
雄叫び、絶叫、悲鳴、断末魔。あの声、あの光景が脳裏に焼き付いて離れない。
僕は今日、大量殺人者の仲間入りをしてしまったのだ。

しかも森で見たアレ。
あの光景は、二度と忘れることは出来そうにないだろう……。
合戦の恐ろしさ、恐怖がよくわかった一日だった。

腹に飯が入って、少し余裕ができたのだろうか。ガヤガヤと談笑する声が周囲から聴こえ、僕も少し頬を緩める。


奇襲は成功したけれど、深追いしすぎて少なからず犠牲が出た。
どうも前田利歌は、功を焦るきらいがあるのかもしれない。命が惜しければ、これからは少し用心して行動する必要があるだろう。

それにしても華々しく活躍するなんて、ありえないことだったんだな。


二日目。

昨日、あんなことがあったせいか、悪夢にうなされて目が覚めた。
天気はどんよりとした曇り空で、今にも雨が降りそうだ。
僕は腰にぶら下げた水筒に口をつけ渇いた喉を潤すと、まだいびきをかいて寝ている槍之助を揺する。

「なんだべぇ、飯だべか……?」

寝ぼけているのか、目を擦りながら槍之助がムクリと身体を地面から起こす。
こいつを見てると、今が合戦中だということを忘れるよ。
僕は呆れながら、傍にいるはずの彩月の姿が見えないことから行方を尋ねる。昨日の夜、最後まで彩月と話していたのは槍之助だったからだ。
ちなみに僕は、昨日飯を食った後、すぐに地面に倒れこむようにして眠った。もう、こっちの世界に来てからはどこにでも寝れる。

「彩月? 彩月は確か、他の場所で寝るって言ってたべな。ここはむさくるしいからって」

言われてみればと、周りを見渡すと、確かに周りには男足軽しかいない。味方だから安全だと思うけど、睡眠時に女足軽が自分だけだというのは不安だろう。あの光景を見たからよけいにそれを感じる。
僕は、納得すると、鍋を火にかけ食事の支度を始める。
食えるときに食っとかないと、いつ戦闘が始まるか分かったもんじゃない。
それに、腹が減っては戦が出来ぬって言うしね。


そうして鍋をコトコト煮込んでいると、寝癖をつけた彩月が向こうの方から眠そうな目でやってくる。
どうやら朝は強い方ではないようだ。

「おはよう、よく寝れたか」

自分は悪夢であまり寝れなかったことを感じさせぬよう、笑顔で言う。今日も悲惨な合戦が待ってるのだから、最初くらいは笑顔でいたい。

「うん、おはよう」
どこか心あらずのボーとした表情で彩月は返事をする。朝が弱いのか、怪しい足取りで僕の傍に腰を下ろすと、鍋を見つめる。
「ちょっと待ってろよ。今温めてるから」
「うん」

周囲のあちこちから飯を炊く煙があがり、いい匂いが腹を刺激する。
僕は鍋をかき混ぜながら、お椀に雑煮をよそってやる。
彩月と槍之助は、それを受け取ると、礼を言って腹にかきこんだ。こいつらもやはり戦国の世を生きる者なのだろう。空気を読んで食えるときに食っている。
僕らは、飯を済ませ槍を引っ掴むと、少し体を動かした。今日も必ず生き残って見せると心に誓って。


利歌の部隊、つまり僕らは、午前9時くらいに陣を引き払い動いた。向かう先は守山城の主力の元らしく、足取りはどことなく軽快だ。
他の足軽の話を耳に入れてみれば、今回の戦いには立花家当主、立花道華自らが軍を率いており、現在、敵主力と睨みあっているらしい。
僕らの役目は分からないが、どうも主力部隊を補佐するのではないかということらしかった。
まぁ足軽である彼らの言う事は、話半分に聞いておいた方がいいと思うんだけどね。僕も足軽だけど。

それにしても清州からの軍と言うことは、正則もここに来ているんだろうか。
きっとあの髭面のことだから、戦場で豪快に無双するんだろうなと想像する。目を閉じれば、その光景が目に浮かぶようだ。
僕は少し含み笑いすると、曇った空を見上げる。なんだか灰色でとても嫌な色だ。何事も起こらなければいいけど。

こうして僕ら利歌軍は、守山勢本体と合流する。率いてるのは、守山城、城主、織田信安。
この人は史実でも実在した武将で、信長とは縁戚関係にもあったという人物だ。もっとも列伝では、最終的に信長と仲が悪くなり、戦うたびに負けていたらしい。
大丈夫だろうな。おい……。

敵部隊と向き合い右翼に陣を敷き終わった僕らは、槍を握りしめ号令を待つ。
遠くに向かい合うは山名勢一千。それに対し、味方は守山勢800。敵方はどちらかというと、騎馬が多く緊張を隠せない。実は騎馬相手に戦うのは初めてなのだ。

足軽は横一列に並んで槍を持つ。
その後ろには弓兵が並んだ。

「ふたりとも今日は僕の言う事を訊けよ。深追いせずに3人で行動するんだ。いいね」
「うん」
「わかっただべ」
真剣な面持ちで、素直に頷く彩月と槍之助。
今回は正真正銘、真正面からぶつかる。昨日とは比べものにならないくらい犠牲が出るだろう。

静寂が場を支配し、無言で指揮官、前田利歌の指示を待つ。


「槍隊、構えっ!!」

一列に並んだ槍隊が、馬上の利歌の号令で槍を正面に構えた。

チャリっと金属音を立て誰かの鎧が鳴った。
バサバサと立花家の旗が風になびいた。

目の前に広がる広大な平原の向こうに、僕らが倒す敵がいる。


「突撃っ!!」

えっ……!?

「わあああああああああーーー!!」
号令を受け、雄叫びをあげて、味方、足軽が正面に突っ込んでいく!

僕はというと、そのまま動かず、思わず利歌をまじまじと見つめた。

どうなってるんだ、何のために弓隊を並べたんだ!?
こっちは防衛なんだから、敵が近づいてきたところで弓を撃って、槍ぶすまを張ればいいだろ!?向こうは馬が多いんだしっ!
他の味方と連携して動いたのかと、遠くの味方を見るが、他は動きはない。完全に動いたのはウチだけだ。

まさか功を焦って……。


見れば既に彩月と槍之助も突撃しており、敵方の騎馬や足軽たちと死闘を演じている。
利歌もまた、刀を抜いて敵方に突っ込んでいく。

どうすりゃいいんだよ、これも何かの作戦なのか!?

僕はどうにでもなれ!と内心で叫びながら続けて突っ込む。二人を見捨ててはおけない、後ろから味方に弓で撃たれないことを祈るのみだ。
とんでもない部隊に配置されてしまった。



「はっ!!」

気合と共に僕の槍が、相手の腹に突き刺さった。
僕の隣の彩月と槍之助が、僕の刺した相手に、槍を次々と突き刺して止めを刺す。

「いいぞ2人とも! 絶対に僕から離れるな!」

死ねや!死ねや!の大合唱が響く中、僕は二人を連れて、目についた相手を数の力で捻じ伏せる。
血しぶきが舞い、死神が忙しくその命をどこかに連れて行く、
まさに地獄絵図。
そこには慈悲の欠片もありゃしない。

僕は、雄叫びを上げながらこちらに向かってきた雑兵の攻撃を冷静に見極め、槍で太ももを突く。
ぎゃああああああ!!と絶叫をあげて、もんどりうって倒れた年若い雑兵。止めを刺そうとした瞬間、横合いから別の敵足軽が、槍で僕の邪魔をする。
「槍之助っ!」
僕と彩月が、その足軽と戦ってる間に、槍之助が奇声をあげて倒れた相手を突き殺す。

砂煙が舞い、縦横無尽に騎馬が走りまわって混乱に拍車をかける。
もう、どっちが有利なのかさっぱり分からない。
ほぼ同数の敵味方が、まともに正面からぶつかったのだ。勝敗の行方は天のみぞ知ることであろう。

「直樹っ!!あれっ!!」

彩月が僕の注意を引くように、敵の騎馬武者を指す。
見れば、一際目立つ鎧兜。あれはきっと名のある武将に違いない。

「よしっ! あれをやるぞっ!」

戦国の空気に染まりつつある僕は、あれを討ち取って手柄にしようと目論む。
だが、その武将の周りは、敵の足軽がしっかり守って近づけそうにない。

「くそっ、これじゃあ無理だ」

僕らは、向かってくる敵足軽を始末しながら、それでもなお近づこうとするが、やはり敵に阻まれる。
すでに僕らは無傷というわけにはいかず、かすり傷をいくつも負っている。これほどの激戦の中で、それで済んでいると言うのは奇跡に近い。
元々数か月前は素人だったのだ。集中力と体力があっというまに削れていき、肩で息をし始める。これ以上の戦闘は厳しい、もはや手詰まりだ。

「ふたりとも一端引け!!あの武将は諦めろっ!!」

槍を振り回して奮戦しているふたりに僕は叫ぶが、ふたりは諦めきれないように歯を食いしばって前進しようとする。目の前に、あと少しの距離に、自分たちが欲しくてやまなかったものがあるのだ。無理もない。

「下がれっ!!」

僕は槍の突き刺さった敵足軽を蹴って、真っ赤になった穂先を引き抜くと、もう一度叫ぶっ!

「ぎゃあああ!!」

槍之助の肩が敵に斬られた。彩月が、素早くフォローに入るように、その刀を持った足軽に槍を突き出して追い払う。

もう駄目だ、限界だ。
痛みに耐えかね、腕を抑えて蹲った槍之助。
転げ回らないだけ進歩したよ。

「彩月、下がるぞ。これ以上は限界だ……」

口惜しそうに、彩月は唇をかんだ。だけど、今の状況が分かってるだけに、槍之助を無理やり起こして後退する。
僕はしんがりを務めるようにして、背後から僕らに迫る敵を追い散らし、なんとか陣まで戻る。

そうして陣までさがった僕らは、槍之助の手当てをする。医師の見立てでは、肩からの出血はひどいが、骨にまで達していないとのこと。だが、これ以上の戦闘は無理らしい。
項垂れる槍の助。涙を流しながら、悔しそうに拳を地面で叩いて呟く。

「おら、まだやれるだ。出世してみんなを見返してやるんだべ……」

「……槍之助」

言葉を失う。
こんな落ち込んでる槍之助を見るのは初めてだ。今まで雑兵ばっかりしか倒してないから大した手柄にはならないだろう。
逆に言えば、雑兵相手だからこの程度の怪我で僕らは済んだともいえる。武将やその側近相手なら死んでるか大怪我をしてるか、どちらかだ。

「ねぇ直樹、なんとか手柄を立てる方法ない? このままじゃ、あたしたち頑張ったかいないよ……」

彩月までも暗い顔で、僕にすがるような視線を向ける。
そんなこと言われたって……。

僕は腕を組んで、地面に視線を落として考える。

未だ勝敗つかず、揉みあうようにして戦っている守山勢。
いつのまにやら他の味方も山名勢とぶつかっている。どこもかしこも殺し合いだ。
陣の周りでは、負傷兵が次から次へと運び込まれて、医療班が慌ただしく駆けずり回っている。

僕は、そんな喧噪のなかで必死に思考する。

どうすれば手柄を立てれるか、どうすれば敵将を討ち取れるかを。

そして丁度、馬に乗って他の陣から来た伝令兵を見て一計を案じる。

──そうだ。利歌の傍で戦えばいい。あいつとて与力という名の武将。
敵将だって手柄が欲しいのだから、雑兵ではなくあいつを狙うだろう。
その時を待って討ち取ればいい。

僕は思いついたことをそのまま伝えて、水をがぶ飲みし気合を入れる。そして座り込んでいる槍之助に言った。

「槍之助、待ってろ。お前の代わりに僕らが敵将を討ち取ってくる」
「な、なおき……」

涙でぐしゃぐしゃになった顔で僕を見る槍之助に、僕は黙って頷く。そして彩月に目配せして陣を飛び出した。
目指すは、利歌の元だ。







「さがれ下郎っ!!」
馬上から槍を繰り出し、利歌は自分に近づく雑兵どもを槍で串刺しにする。利歌のまわりは、大混戦になっていた。
腕に自信があるのか、それとも脳筋なのか知らないが、かなり奥深くで戦っており、敵兵が周りにうじゃうじゃいる。

「前田利歌を討ち取れっ!! 恩賞は思いのままぞっ!!」

敵方からそんな野太い叫びが聴こえ、敵勢の歓声があがる。
僕らは、そんな真っ只中に飛び込んだのだ。ある意味、先ほどの敵将近くに行くのよりしんどい。
まさかこんなことになるとは、と、
愚痴が頭に思い浮かぶ間もなく、敵が喚きながら利歌の元に殺到するもんだから、僕と彩月はそれの対処に追われる。

ある意味、砂糖に群がるアリの如しで、利歌しか見てないもんだから攻撃があまりこっちに来ず、このあたりは楽だが、数の暴力のせいで体力がゴリゴリ削られていく。
彩月が気合を入れるように「たあああああああああ!!」と叫んで足軽を突き倒すが、止めを刺すのにも苦労しているようだ。

ぎゃあぎゃあと悲鳴があがり、ついには利歌のまわりの足軽たちが討ち取られ始めた。
険しい顔で槍を左右に振る利歌。
僕と利歌の距離は、まだ数十歩ほど離れていて咄嗟にはいけない。こうしてる間にも四方八方から敵が利歌目掛けて集まってくる。

もはやここまでか……。

激しい戦闘で、ついには槍を捨てて、刀で戦い始めた利歌に僕は諦めの色を見出す。

「直樹っ!!」

彩月も分かったようだ。目がどうしよう!と訴えかけてきている。
僕は首を横に振る。
それで全て、彩月にも伝わったようだ。

「あたしがしんがりするよ。直樹をここまで連れてきたのは私の責任みたいなもんだし」

なんでもないことのように言った彩月。だけどこのしんがりは絶望に近い。なぜなら利歌が討ち取られれば、次は周りにいる残った兵が一気に襲われるからだ。
切ない感情を瞳に映して、彩月は、迫りくる敵兵から僕を守るために槍を構えた。

彼女は死を覚悟している。僕を生かすために盾となろうとしている。

勝気だった少女の膝が少しばかり震え、それでもなお、敵の前に立ちふさがる。

「彩月……」
「いいから行って!」

こちらに背を向けたまま彩月が言った。

ヒヒーン!!
ついに利歌の乗っていた馬が倒れ、利歌の姿が見えなくなる。いよいよ危なくなった。
僕は軽く息を吐くと、彩月の腕をグイッと引き寄せて、目を合わせた。

「心意気は買う。だけど一緒に逃げよう。僕はおまえを見捨てて逃げれないよ」
「直樹、でも……」
「ごちゃごちゃ言うのはなし! ほら行くぞっ!!」

僕は目の前の男足軽を槍で突き飛ばすように刺し、活路を開く。

「よし、今だ! いけっ!!」

僕と彩月は敵兵の少ない場所を見つけて駆け出す。
後ろから足軽数人が追いかけてくるのを肌で感じたが、振り向かず目の前の敵に集中する。

「いいか振り向くな、前だけを見てろ!」
「うん!」

乱戦が続く戦場を、巧みに敵兵を避けながら、僕らは味方が多い場所まで走る。
途中、何人かの足軽が、雄叫びをあげながら斬りかかってきたが、僕は烈火のごとくそれを跳ねのける。まさに火事場の馬鹿力。生への執着が、まさに鬼神と呼べるほどの獅子奮迅ぶりを周囲に知らしめる。

「ぐあああーーーー!!」
「この化け物めっ!!」
「誰か、こいつを討ち取れっ!!」

僕に斬りかかってきた連中が、好き勝手に僕を罵り、殺気の籠った視線と憎悪の感情を叩きつける。

「うるさいっ!!」

僕はそれを意にかえさず、その感情ごと敵兵を突き崩し、薙ぎ払う。

「すごい…すごいよ直樹っ!!」

隣の彩月が目を見開いて、僕に賛辞を贈るが、それを受け取る余裕はない。
まだ戦闘は拮抗している。だけど、すぐに利歌のことが伝わるだろう。
そうなれば、この右翼の戦況は山名側に傾く。それまでにここを脱出しないといけないのだ。


「敵将、前田利歌、山名家家臣、南条元続が討ち取ったりっ!!」

ついに戦場を駆け巡った凶報。
たちまち味方が動揺し、浮足立つ。

やばい。突破される!

危ういバランスで成り立っていた拮抗が崩れる。柱の一つだった利歌が折れたのだ。その結果は見るまでもなく分かりきってる。

──ここで踏ん張らなかったら右翼は総崩れだ。

僕は唇を噛んで、険しい顔で槍を振るう。

遅かれ早かれこのままでは、槍之助のいる陣も蹂躙されるだろう。
だが、わかっていても僕にはどうすることはできない。勢いのついた敵を止める術は僕にはない。

次々と味方が討ち取られて、倒れ伏していく。

昨日僕らが山名勢にしたことを、逆にされようとしている。

くそっ、ここまでか……。

疲労による乳酸不足で槍すら持つのが苦痛になってきた。
動きも少しずつ緩慢になり、命の灯が小さくなりはじめる。
彩月も防戦一方だ。


せっかくここまで逃げてきたのに……。

平原は血に染まり、吹く風は血の匂いを運ぶ。
馬に踏みつけられ、ぐちゃぐちゃになった人間だったものが、周囲に撒き散らされる。

ふと、こんな時だというのに思ってしまった。

戦国時代の武将ならこのあたりで、辞世の句を読むんだろうな、と。



ドドドドドドドドドドドドド!!

その時、主力がぶつかっている向こう側から、土煙を巻き上げ騎馬部隊がやってきた。


あれは……。


「正則っ!!」









                                            <<  >>
  1. 2012/10/11(木) 20:22:39|
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ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
ほぼ賢者モードで書いてるので期待しないでください。

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