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12──孤立──

あれからなんとか城下街を抜けた彩月たち。
身を隠しながら慎重に進んでいたため、かなりの時間が掛かったが、無事天守へと続く内壁へ辿り着くことができた。
犬山城というのは標高80メートルの平山に作られた城で、城下街を北へ抜けたところに一番近い二の丸へと続く城門がある。
外壁が敵に破られた以上、未だ合流できていない直樹がいるのなら、恐らくこの城門を潜ったところだろう。
そう思ってきたのだが……。

「とても近づけねぇべな……」
「ええ……」

行き交う怒号と鬨の声。
城門では真っ暗だというのに激しい攻防が繰り広げられている。
外壁を破った勢いのまま一気に城を落とさんと、城門に向かって突撃を繰り返す島津勢。それを立花勢が弓矢を持って応戦している展開のようだ。
梯子は未だこちらに届いていないのか、城門への攻撃と身一つで内堀を乗り越えようとする島津が苦戦しているのがわかった。

「ここ以外、城壁を越える手段はねぇべか?」

島津兵が持つ、ゆらゆら揺らめく松明の火を見つめながら、槍之助は彩月にそう漏らす。
それに対して、先ほどの件はなんとか心の奥底にしまいこんだ彩月が、少し考えたのち答える。

「ここ以外にふたつ城門があったはずだけど、どこも一緒でしょうね。第一、ここからそこまでどうやっていくのよ。見つかったらただじゃ済まないわよ」

そうである。ここまで来るのにも大変な目にあったのだ。
とても、他の城門へ敵に見つからずに行けるとは思えない。

「じゃあ、どうすっべ、いっそこの城から脱出すっべか?」
「何言ってるのよ! 直樹を置いて逃げるなんて絶対だめよっ!」
「そうだべな。まったくオラたちがこんな目に合ってるのに、直樹はいったいどこをほっつき歩いてるべか……」

あんたが言うなっ!
一瞬にして先ほどまでの怒りが込み上げ、彩月はギロリと槍之助に顔を向け拳を握りしめる。

「とにかく、ここにいても仕方ないわ。他に行きましょ。ここじゃあ、敵に見つかるかもだし、それに肌寒いんだから一夜を過ごすにも屋根のあるところがいいわ」
「そうだべな、ここは危ないべ」

槍之助が頷き、ここを離れる。
実際のとこはそれほど寒くないのだが、朝からの戦闘と先ほどの体力と精神を消耗する出来事が重なり、かなり疲労がたまっている。
暗いし寒いしでは、体力をさらに消耗するだけだし城門を越えるアイデアが浮かばない以上、身体を休める場所を確保したい。それが本音だ。

彩月と槍之助は、少し話し合ったのち、島津兵が来そうにない街の隅にあったボロの長屋に行くことにした。
表には隠れるところなんてないし、少しでも安心できるところで休みたい。
だが、それこそがふたりの、いや彩月にさらなる屈辱を与えるハメになろうとは、その時知る由もなかった。



「ここなら大丈夫そうね」
「そうだべな、ここなら誰も来ないべ」

南の城下街の西の端にあったボロボロの長屋で彩月たちは一息ついた。
城下街の探索は終わったのか、それほど外には島津兵はおらず、ここまで来るのにさほどの苦労はなかった。
夜も遅いので、もしかしたら島津兵たちも街の建物の中にいるのかもしれない。

多少の隙間風がある長屋で、彩月は囲炉裏の火を起こし、部屋の隅にあった布団に頬を緩める。
これなら寒さをしのげるだろう。敵に見つからなければ、かなり体力も回復するに違いない。
さっそく台所の水瓶で手や顔を洗い喉を潤すと、囲炉裏の傍で火にあたっていた槍之助を尻目に布団に手を伸ばす。
ところがそこで、ガヤガヤとした複数の喋り声が聞こえて、彩月と槍之助は咄嗟に槍を掴んだ。

───ガラッ!
引き戸を開けて入ってきたのは、みずぼらしい格好をした島津の雑兵4人だった。
彼らは槍之助たちを見ると、驚いたように槍を構える。

「なにものだっ!」
「おめぇたちこそ誰だべっ!!」

槍をこちらに向けたまま怒鳴った島津兵に対し、同じく槍を構えた槍之助が応じる。
互いにジロジロ見ながら名乗りをあげる。

「おれたちは、島津星姫さまの部隊に所属しているものだ、おまえはどこのもんだ!」
「………お、おらたちは…いや、おらも島津に所属しているもんだべ!」

なんだ味方だったのかと顔を見合わせる雑兵たち。
安心したのか槍之助と彩月のまわりに集まってくる。

「その女はどうしたんだ?」
「この女はオラの戦利品だべ、手を出すなよ」

ああ……またこの展開なの……。
半ば諦めの息を吐く彩月。
このままでは先ほどの繰り返しになるだろう。さりげなく槍之助の下半身を見ると、痛いほどちんぽが山を作っている。
どうやらこの男はまだ出し足りないらしい。先ほどオラと言いなおしたことから、確信犯だといえる。まったく懲りてない。


ほんと最低ね、こいつ……。

殴るだけで許してやろうと思った自分の甘さ加減に腹を立てる。

「でもそいつ槍持ってるじゃねぇか!」

彩月の槍に気づいて警戒するように後ずさりした一人の雑兵。
戸に近い彼は、このまま外へ逃げ出してしまうだろう。そうなればさらなる敵を呼び込むかもしれないと感じ、彩月はまいったとばかりに槍を捨てて手をあげた。

「だ、だから言ったべよ。こいつはオラの戦利品だって! 今、槍を捨てさせるとこだったんだべ」

誤魔化すように槍之助が彩月の手首を掴んで、自分の方にグイッと引き寄せた。

図々しい。
まるで自分をほんとの所有物のように抱き寄せた槍之助に彩月は血を上らせる。
そしてムカッ腹のまま槍之助の足を踏みつけた。

「にぎゃあっ!?」

「んっ、どうした?」

いきなり声をあげた槍之助に周囲の雑兵が不思議そうにする。

「いや、なんでもないべ、じゃあ、さっそく始めるべ!」

そう言って、誰に言われたわけでもないのに彩月をしゃがみこませようとする槍之助。
どうやら彩月のやったことはさらに事態を悪くしたらしい。槍之助の態度に演技が見られないことから、内心で槍之助はてんばっていたのかもしれない。
冷静に考えてみれば、敵兵が4人もこの部屋にいるのだ。
今の状況は非常にまずい。
戦闘になれば、部屋が狭い分、満足に槍もふるえまい。そうなれば、この中の誰かが、他の誰かを呼んでくる可能性が高い。

彩月は自分の軽率さを悔やみ反省する。
これでは、槍之助の足を引っ張っただけだ。
先ほど、自分だけが島津兵だと言ったのも、先ほどそれで上手く切り抜けられたからなのかもしれない。

もちろん実際には、槍之助はそんなことを微塵も考えておらず、彩月の買い被りなわけなのだが……。


彩月はどうせ一回やったのだからと、覚悟を決めると、自分から膝立ちになって仁王立ちの槍之助がズボンをおろすのを待った。




ちゅぱっ……ちゅぷ…ちゅぱっ…くぷっ…じゅるっ…じゅぶ。

先ほどと何も変わらぬ光景。
彩月と槍之助のまわりには、樹液を求めてやってくるカブトムシのように雑兵が集まり、彩月が紡ぎだす口淫に視線をやり続ける。
彩月は最初から槍之助の尻に手をまわして、自分から頭を前後に振り、槍之助は彩月の頭の動きに合わせてリズムよく腰を振っていた。

「すげぇ、あんな可愛い娘があんなに咥えこんで」
「俺もちんぽをこんな可愛い子にしゃぶってもらいたいぜ……」

(もぅ…見ないでよ)

先ほどと違い、4人分の視線にさらされ、彩月はこれまで以上に羞恥心に頬を染める。
見世物のように、欲望を昂ぶらせた雑兵たちの前で行う口淫は、考えようによっては非常に危険だ。
彼らが暴走せぬうちに素早く槍之助を射精させなければいけないのだが、射精する気配がない。以前一度行った行為が、槍之助には通用しないのだ。
焦る彩月。疲れからその動きが激しいものから緩慢なものになる。
彩月の思いとは裏腹に、ますます射精は遠のいて行った。


(おかしいべ…気持ちいいのに、なぜか心の奥底から満足できないべ……)
その頃槍之助は、自分の下半身で彩月がちんぽに奉仕するのを見つめながら、なぜか釈然としないものを感じていた。
彩月の口内は間違いなく気持ちいいし生温かくて温度もいい。舌も慣れてきたのか、男の弱いところを責めてくるし唇の吸い付きだっていいので、なんの不満もないはずなのにだ。
おかしいと頭を捻るが、やはり理由が思い当たらない。あえて言うなら今日2回射精したことくらいだが、短時間とはいえ行為が開いたことにより、ちんぽは硬度を取り戻している。
先ほどまでと違い、奉仕されていながらイけそうにない。

(そうだべ。今度は、あの胸を使って抜いてみるべ……)
いつのまにか彩月の胸から目を離せなくなっていた槍之助。
それがさらなる淫欲の宴へと始まるきっかけだった。


ドタッ!

「ちょっと、なにするの!?」

彩月は、自分を押し倒し、胸元に手を伸ばした槍之助の手首を掴んで睨みつける。

「う、うるさいべ、大人しくするべ!」

それに対し槍之助は一瞬怯んだ様子を見せたが、すぐに気を取り直したように声高に言い返した。
いったい何が槍之助をそうさせたのかと思うほどの豹変。
彩月は、そんな疑問を考える間もなく、自分の鎧を剥がそうとする槍之助の手を掴んで必死に抵抗する。

「おいおい、抵抗されてんのか。俺たちが手伝ってやるよ」

押し倒された彩月に、雑兵たちが集まり、抵抗する彩月の両手を掴んで床に押さえつける。

「くっ……!」

悔しそうな彩月。
こうしている間にも鎧がカチャカチャと剥がされていく。
何をされるのかここまでくれば分かる。どうやら自分を犯す気なのだろう。

槍之助にやられるくらいなら舌を噛み切ってやる。

両手をそれぞれ男に押さえつけられ、身動きのとれない彩月は覚悟を決める。
だが、予想に反して槍之助は、上半身の襦袢の胸元を左右にガバッ!と広げた。

「おおっ!!」

湧き上がる歓声。明らかに変わった部屋の空気。

ぷるん!と解き放たれたように現れたのは染みひとつない白い乳房。まわりの男たちの欲望の籠った目が、彩月の容姿に違わぬ美乳に釘つけになる。
初めて男の前に晒された白く柔らかそうな乳房はぷるんと震え、その先端に乗る薄桜色の乳首は、男たちの欲望をさらに膨れ上がらせる。
いつのまにか顔のまわりには円を描くように雑兵たち4本のちんぽが取り囲み、彩月の心は激しく動揺した。

「これだけ大きいなら挟めそうだべ」

胸に巻いていたサラシを完全に剥ぎ取り、彩月の美乳を無造作に掴んだ槍之助は、そのままぺちっ!と中央に寄せて胸に谷間を作る。

「いったい何をする気よ!」
もはやしおらしい態度をやめ、彩月は槍之助を睨みながら叫ぶ。
「すぐにわかるべ」
どこ吹く風の槍之助は、彩月のお腹に跨り、ゆっくりとちんぽを彩月の胸の谷間の下から埋めはじめた。


「あぁっ!」

彩月があまりの羞恥心で首を左右に振りながら、身体を捩る。

犯される。
胸を犯されてしまう。
幸いなことに貞操を失うことは免れたが、まさか乳房を犯しに来るとは思わなかった。

まわりの雑兵たちが、今にもちんぽを彩月に咥えさせんと、顔に少しずつ近づけてるのだが、彩月にとってはそれどころではない。
力いっぱい腕を振るおうにも、男たちが抑え込んでいるので、抵抗すらできない。

槍之助の勃起したちんぽは、すでに竿の半ばまで谷間に埋まり、彩月の身体にそのおぞましい感触を伝える。
先端のぬるりとした感触を、そして熱を持った竿の感触を。

むにゅっ、むにゅっ、むにゅっ。

餅をこねくりまわすように乳房を弄びながら、槍之助は胸の谷間でピストン運動を始める。
彩月は目を瞑り唇を噛みしめ、その屈辱に耐える。

(どうしてまた……)

自分の乳房を揉みしだく手の感触と熱いちんぽが胸の谷間を前後するのを感じながら、彩月は心の中で呟く。
戦うことはおろか、逃げることもできなかったことも理解している。しかし、先ほどよりは上手くこの場を切り抜けれたはずではなかったのか。
槍之助だってこんなことをすることは不本意じゃなかったのか。
自分の乳房を犯すことに夢中になっている槍之助に視線をやると、とてもそんな風には見えない。

槍之助が腰を突き出すたびに、彩月の白い乳房が弾力をともなって上にせりあげられ、撥ねたボールのように形を変える。

しょせん槍之助も男だったのだ。
そこらへんの雑兵と変わらぬ下劣な男たちと一緒の。

心の奥底でどこか信じていたモノを壊され、彩月の負けん気が削られていく。

「うう……気持ちいいべ、もう出そうだべっ! 顔にぶっかけるべ!」

そんなものをまとも浴びてはたまらないと、彩月がそれを避けようと横を向くと、自分の唇に雑兵のちんぽが当たり、慌てて反対側に顔を向けるとそこにも自分に迫る別のちんぽがあり絶望する。

(あぁ……)
泣きそうな顔で再び正面を向くと、丁度胸の谷間から顔を出した槍之助の亀頭がぷっくり膨れるところだった。
そして……

どぴゅっぴゅうううううううーーー!!ぴゅぴゅううううぅぅぅぅ!!

白い放物線を描いて、灼熱の子種汁が彩月の整った顔にかかっていく。
瞼の上、頬、綺麗に整った鼻筋、そして小さな唇。
何度も何度も亀頭がビクンと跳ねて、真っ白な子種汁を彩月の顔にかけていく。

まともに顔で受け止めた白い粘着液。
手を抑えられてるため、まともに目も開けられない。顔の表面のぷるぷるした子種汁から媚薬に似た匂いが立ち込め、他のちんぽから染み出す我慢汁の匂いと相まって彩月の頭を惚けさせる。

そう、彩月は灼熱の子種汁を顔にぶっかけられた衝撃により、表層意識が曇ったガラスのようにぼんやりして、
何もかもが夢のように、ただ気持ちいいと、もっと気持ちよくなりたいと思ってしまう。
ようするに顔にぶっかけられた子種汁が、彩月の女としての部分を目覚めさせ、抵抗と嫌悪という文字を奪ったのだ。

身体が熱い……。
力が入らなくなる。

顔の周りを取り囲むように差し出された槍之助のを含む5本のちんぽ。
それに奉仕しないといけないという義務感に襲われる。

自然と動き出す顔。夢心地で右にあったちんぽを口を窄めてしゃぶりだす。

「おおぉ、自分から俺たちのちんぽをしゃぶりだしたぞ。とんだ淫乱女じゃねぇか」

ちんぽをしゃぶられた雑兵の一人が、恍惚な顔で彩月のおしゃぶりを堪能し、うめき声をあげる。
自分からしゃぶりだしたことにより彩月の両手は解放され、自由になった手は、瞼の上の子種を拭って、他の雑兵のちんぽをしっかりと握ってしごきだす。

「おお……」
「うう……」

雑兵たちがそれぞれ喜び似た声をあげ、口の端をいやらしく吊り上げる。
一人あぶれた小太りの雑兵は、自分のちんぽだけが手持無沙汰なため、立ち上がると、彩月の下半身にまわった。

「よし、俺はおまんこをいただくぜっ!」

欲望のレベルのあがった流れのまま、彩月のズボンに手をかけた雑兵。
腹に乗った槍之助が慌てて立ち上がると、その雑兵を蹴り飛ばす。

「何すんだべ! このおまんこはオラのもんだべっ!」

そう言って、槍之助は彩月のズボンに手を伸ばしてその場の勢いのまま脱がせ始めた。


彩月はちんぽを咥えながら、下半身がどんどんスースーしていくことに気づいていた。
足が持ち上げられ、鎧が脱がされ、服までも焦ったように男たちの手によって剥ぎ取られる。
やがて力が抜けきった股が誰とも知らぬ手で花開くように左右に開かれ、槍之助の興奮した声が聴こえてきた。

「オラがおんなにしてやるべよ、ヒクヒクしててうまそうなマンコだべ!」

ゆっくりとお腹にのしかかってくる槍之助。彩月はそのあいだも周囲のちんぽをしゃぶりつづける。
やがておまんこに異物がはいってきた。だけど彩月は霞のかかったような状態で懸命にちんぽを舐める。
きっと島津兵をイかさないと輪姦されると本能でわかっているのだ。

「いただきだべ!!」
槍之助の雄叫びと共に、異物が根元までズプリ!と入り込み身体が揺れ始めた。




ズチュ、ズプッ、ズッ、ズプ、ズチュッ!

彩月のおまんこの中をかきわけ往復を繰り返すちんぽ。
絶えず我慢汁を出して、あの小生意気な彩月の膣内を汚す。
槍之助は、彩月のまんこがもたらす締め付けと生温かさに概ね満足していた。

今、彩月の体勢は、正常位の格好で、槍之助が彩月の下腹部に体重をかけて上から挿入している。
挿入するときに僅かな抵抗が中であったが、それは彩月が処女だったせいだろう。現に少し赤いものが見える。
彩月といえば、相変わらずぼんやりした顔で、顔のまわりの雑兵たちのちんぽをかわるがわる口に入れてしゃぶっている。
まるで自分が犯されていることに気づいていないようだ。

(いい締りだべ……これから島津兵に襲われたときはおまんこを使って抜いてやるべ……)
槍之助は、突かれるたびにぷるんと弾けるふたつの白い果実に目を細めながら腰のペースをあげる。
なぜか彩月は、ぼんやりしているが正気に戻った時に、何を言い出すかわかったもんじゃないからだ。

「うっうっうっ……」

槍之助は力強く腰を振る。ちんぽを奥まで差し込み、それをギリギリ亀頭が見えるくらいまで引く行為を繰り返す。
膣内はぐちゃぐちゃに掻き回され、彩月のマン汁が溢れ出てくる。
足軽らしい自分勝手な腰使いで、槍之助は彩月の乳房を乱暴に掴んだ。

その瞬間、槍之助と彩月は初めて目が合った。
虚ろなその瞳。自分に何が起こってるのか分からぬような表情。
無垢なる少女に、その欲望を無性にぶつけたくなる。

ぶるり…
腰が震える。子種が再び竿を駆けのぼってくる。

「っ!出る!!」

どぴゅっ!どぴゅるるるるるぅぅぅぅぅ~~~~!!

これ以上にないほど奥までちんぽを沈めた射精。

亀頭の裏に舌を這わせていた彩月が、お腹の中で熱いものを感じ取り、ぼんやりした頭のまま視線をそっと下腹部にさげる。
するとそこには、自分の太ももを掴んだまま目を瞑り、顔を真っ赤にして体をぶるぶる震わせる槍之助の姿。

彩月は、なんでそんなに苦しそうな顔をしているのだろうと首を傾げながら、再びちんぽをしゃぶりはじめる。

痺れるような感覚を感じているだけなので、大したことではないだろうと思ったのだ。


びゅうびゅうと彩月のおまんこに膣内射精を決めながら、槍之助は、自分の中のモヤモヤが解消されていくのを知った。

「これだべ…これがやりかったんだべ……しっくりきたべ……」

やはり子種汁は女のおまんこの中で出さねばならない。それが男の義務であり、女にとっても受け取る当然の権利なのだ。

「彩月も満足したべか?」
未だ顔に突きつけられてる4本のちんぽをぼんやりした表情で舐めしゃぶっている彩月を見ながら、槍之助は一仕事やり終えた気分になって満足した。














あれから僕は、惟信に従って第2の城門とも言える、二ノ丸の東の門まで下がった。外から天守閣へ至る道は3つあり、東の外城門を抜け北の城壁へ沿ってから行く山道と、外城門からそのまま西へ進んで二ノ丸へと行く方法。そして、南の城下街から北へと行ったところにある同じく二ノ丸へと至る道だ。
当然、その間には第2の城門と言える内の城門があり、外の城門が破られてもここで食い止めることができる。
ここまで来るのに多少の兵が、時間稼ぎのために城門や城壁に残ったので無事ここまでこれたのだが、殿(しんがり)を務めた兵の事を考えれば胸が痛くなる。

──彩月や槍之助は無事、ここまで避難できただろうか。
殿として南の城壁に残ってないだろうか。

伝令によると、荘介もこの二ノ丸へと撤退してきているのを確認しているため、彩月たちもここにいると信じたいのだが、なにぶん探しに行こうも暗いうえ、兵がひっきりなしに動き回るので、出会えるか怪しいところだろう。しかも僕は、惟信に付き従うよう言われてるため、迂闊に傍から離れるわけにもいかない。もちろん嘘をついて探しに言ってもいいが、ばれたらどうなるかわからない。ここはふたりを信じて戦いが終わるまで待つしかないのだ。
同じく二ノ丸を守る荘介の指揮の元、なぜか200名ほどの足軽の指揮を任せられ、味方に激を飛ばし疲れた体にムチ打って敵兵を押し返す。

あいつらに会うまでは、城を枕に討死するわけにはいかない。
それだけを希望に持って。

「直樹殿、敵が諦めて引き始めましたぞ!」 

一人の名も知らぬ足軽が僕に言う。
彼は臨時で部隊を任されることになった僕の配下の一人だ。
若い年齢で、いかにも血気盛んなことから、脳筋タイプのようだ。

それにしてもここまで来て引くとはいったいどういうことだろうか。
弓を絶えず連射させてるため、たまらず体勢を立て直すということだろうか?

僕が口に手を当て考えていると、名も知らぬ足軽が「敵は及び腰ですぞ。一気に追撃を!」と僕に向かって喚く。

やっぱりこいつは脳筋だな……そんなことしたら逆に全滅しちゃうよ。そんなことも分からないのか。

立花家の人材不足を嘆きながら、、適当にいなすと、僕は物見に命じて敵の監視を強化させた。
すると、案の定敵は、一端引いて仕切り直しのために部隊編成を始めている。外城門を破った勢いのままでは、ここを破れないと悟ったのだろう。なかなかの判断だ。
しかしながら、暗闇に加え道が狭い一本道のため、敵はかなりの損害を出している。僕が守る内城門の周囲は断崖絶壁で傾斜がきつく、梯子をかけることもままならないだろう。敵がよほどの策を講じるか、数に任せて24時間体制で攻撃してこない限り守る自信はある。

僕は足軽たちに弓を弾くのをやめさせると、敵が近づいてくるまで、その場で休ませた。

「他の城門の様子はどう?」
「はい、他の城門も敵が押し寄せてきておりますが、惟信さま荘介さまのご活躍により、敵を跳ねのけております」
「そう……」

他の城門の様子を訊きホッとする。
ここを守れても他が守れなかったら一緒だ。

「直樹殿、敵が動き出しましたぞ!」

「わかった」

5分も経ってないのに……休ませてもくれないのか。

やれやれと思いながら僕は再び足軽を立たせると、敵を撃退するための指揮をとりはじめた。








                                           <<  >>
  1. 2012/12/30(日) 13:33:55|
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ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
ほぼ賢者モードで書いてるので期待しないでください。

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