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モブの植木鉢小説館

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2話──レジスタンス──

「……何の真似だ、手村」
「悪いな幸太。例え事情を知らなくても新人類を生かすわけにはいかないんだよ。俺たちの敵だからな」

入ってきた男たちはそれぞれ手に武器を持ち殺気立っている。
へたなことをすれば一斉に襲い掛かってきそうだ。

「幸太さま」

小さな声でクレアが指示を求める。
俺は目で押しとどめると、やる気まんまんのティアナと目を覚まして身構えたリアラにも手を出さないようにいう。

「待ってくれ。俺たちは新人類じゃない。手村、話を聞いてくれ」
「生憎だが難しいな。なにせおまえは30年前と同じ姿だ。タイプαを飲んで新人類になってなけりゃ、そんな姿でいられるはずがない」
「それには訳がある。俺たちは、いや、俺は行方不明になったとき、この島にいなかったんだ」
「……どういうことだ?」
「そのままの意味だ。俺はこの島に、いやこの世界にすらいなくて異世界にいたからな」
「何を言い出すかと思えば…馬鹿馬鹿しい。さっきのお前じゃないが、嘘をつくならもう少しマシな言い訳をしろ」

手村が右手をあげると、ザッと鉄の棒をもった3人の男が前に出た。

「やるニャか!やっちゃうよ!!」

リアラが飛び跳ねるようにソファーから立ち上がると、テーブルの上にダンッ!と乗る。

「リアラ待てっ! わかった。俺が今言ったことを証明する。これを見ろっ!」
俺は立ち上がってリアラに近づくと、その頭にかぶっていた毛糸の帽子をバッ!っと取った。

「あっ!」

部屋にいた者たちから驚きの声があがる。
帽子がなくなり、茶色の髪の毛が露わになったリアラの頭から、ネコミミがピョンと出て元気にピクピク動いていたからだ。

「これでわかったか。俺が嘘を言っていないことが」


ざわざわざわ……。

部屋にいる男たちが動揺している。
リアルでネコミミを見たのだから当然だ。
手村でさえ目を見開いて驚きを露わにしている。

「それ……。本物なのか……?」

唖然としたように、手村が俺に振り返る。
今までの冷たい目が消え、俺に確認するような視線を向けてくる。

「本物だ。これで俺が嘘を言ってないことが分かったな。取りあえず後ろの連中を下がらせてくれ。落ち着かない」
「あ、ああ……、おまえたち下がれ」

ゾロゾロと名残惜しそうにリアラを見ながら部屋から出て行く男たち。
もっと見ていたいのだろうが、こればかりは仕方がない。

俺はリアラにソファーに座るように言うと、手村にも対面のソファーに座るように言う。

「信じてもらえるかどうか分からなかったから言うつもりはなかったんだけどな。こうなった以上、俺が学園からどうしていなくなったのか、そして今までどう過ごしていたのかを言うよ。聞いてくれるか?」
「わかった。聞かせてくれ。おまえに何があったのかを」

ソファーに座った手村が、真剣な眼差しで膝の上に手を置いた。

そうして俺は、自分の身に起こった夢のような物語を聞かせるのだった。


・・・・・・・
・・・・・
・・・

「やっぱり信じられないか。俺の話?」
「正直信じられんが、お前がいなくなってから信じられんことばかり起こったからな。信じるしかあるまい、それにそのネコミミも本物みたいだしな」

経緯を話し終えると、手村はリアラのネコミミを凝視して頷いた。

「それで質問の続きなんだが、おまえら奴隷みたいな扱いを受けてるって言ってたよな。この島から逃げ出そうと思わなかったのか?」
「思ったさ。だけどな、港は厳重に監視されているし、ここにいる何人かは身内を人質にとられている。逃げ出したりしたら家族を見捨てるようなものだ」
「だからこうやってレジスタンス見たいな事をやってるってわけか……?」
「そうだ。この島が新人類から解放されれば、俺たちも自由になれるし、家族も帰ってくる」
「人質に取られてるんだぞ?」
「それなら大丈夫だ。奴ら無駄にプライドが高いからな。負けそうだからって、人質を盾に使うことはしないはずだ。現に今までもそうしてきたことは一度もない」

「……そうか」

すっかりぬるくなった紅茶に口をつけ、俺は改めて手村の顔を見た。

長年の苦労が忍ばれる顔。刻まれた皺。
ちっともモテなかったのに髪をロンゲにしていたのを思い出す。
そういえば、サッカーをやりはじめたは女の子にモテるためだったよな。

ティーカップを片手に学生時代を懐かしんでいると、手村は突然立ちあがり、そのまま床に土下座して額を擦りつけた。

「お、おい。手村っ」

「幸太、お願いだ。俺に力を貸してくれっ! おまえが異世界で大活躍したってことがホントなら、きっと新人類の奴らを倒せる。
悔しいが俺たちの力では、新人類の強い奴らには、まるで歯がたたねぇんだ。頼むっ、この通りだっ!!」

俺がやめるように言うのにも関わらず、
手村は薄汚れた木の床に何度も額を擦りつけるようにして俺に助けを求める。

明るくお調子もんだった手村。
年齢的には40半ばを越えているだろうに、恥も外聞もなく、10代である俺やクレアたちに必死にすがって声を震わせている。

クレアたちが俺に視線を向けてくるが、俺はそれに振り向かず、これからの事について改めて考えた。

新人類。手村が言うには、とんでもない身体能力をもった連中らしい。
異世界で死線を潜り抜けてきた自分たちが負けるとは思ってもいないが、その力を見ていない以上、万が一ということはありえる。
誘いを断って島から脱出するという選択もあるが、恐らく港は新人類がかなり警備を固めているだろう。
思った以上に強くて、魔法まで使わされたら、この島から脱出できてもやっかいなことになる。姿をくらませても新人類がどこまでも俺たちを追ってくる可能性が高いからだ。

まぁなんにせよ、まずは新人類の力がどんなものか知ることが必要だ。
手村は部活でよくしてくれたし、力になってやりたい気持ちもあるが、命の危険もあるのでそこらへんの線引きはしっかりとしとかないといけない。

とはいえ、自分はこの件を引き受けることになるだろうと思っている。
失恋してしまったとはいえ、遥ちゃんは俺の幼馴染だった。
彼女が人々を苦しめているなら、俺が止めないといけないんじゃないのかという思いがある。

「……わかった、頭を上げてくれ。俺はお前のそんな姿をいつまでも見たくないよ」
「幸太、じゃあ……」

いつのまにか目に涙を浮かべていた手村が、ゆっくりと顔を上げた。

「ああ、やるよ。でもあんまり当てにするなよ。新人類がどんだけ強いのかまだ分かんないんだしな」




それから2時間後の夕方。
休憩を終えた俺は、手村に連れられて街の案内をされていた。
手榴弾でも投げ合いをしたのかと思うほどのボロボロの街並みを横目に見ながら、この島の説明を受ける。
それによれば、学生時代に使っていたこの商店街は、新人類でない者たちの街となり滅多に新人類はやってこない。
新人類たちは西に新たな街を造り、そこで生活をしているらしい。もちろんこんな貧民街のような汚らしい街並みではない。ゴミひとつ落ちてない上流階級の住むような綺麗な街らしい。
新人類でない人間は近づくことを許されず、勝手に侵入したものは、見つけ次第殺されるという話だ。

「ふーん、じゃあ、俺たちの通っていた苺山学園はどうなったんだ?」

手村が、すれ違う住人に手を挙げて挨拶しているのを横目に俺が尋ねると、
「ああ、あそこは新人類だけが通う学園になったよ」
と何でもないように答えた。

そうか、と返事をしつつ俺たちは街を抜け、港を一望できる小高い丘にたどりつく。

「ほら、あいつらだ。いるだろ?」
「ああ。いるな」

かなり距離が離れているが、防波堤でうろついている人影が2つある。

あれが新人類なのか、人間とちっとも変わりない風に見えるけど。

「外見で判断するなよ。あいつらは普通の人間とは違う、桁違いな動きをする。格闘技の達人でも子供扱いにするって話だ」

じっと見つめている俺に手村が注意するように声を低くした。
ふーん、と相槌を打ちながら俺は警備をしている割には銃を持たず、腰から剣を下げているのに気づいて目を細めた。

「……あいつら銃を持ってないようだけど」
「それはあいつらのプライドが高いせいだ。銃に頼るのは弱い奴だと思ってるんだよ。面白いやつらだろ?」

そう言って手村は嘲るように笑った。

新人類は基本的に銃を使わず剣や槍などを好む。
銃などは、旧人類など弱い者が持つ物と考えているからだ。
剣技に長けたものは尊敬され、銃に頼るものは嘲りを受ける。
それが、この国のルールであり、法とも言えた。

「もし、俺たちが新人類だったとしたら、おまえよくあの人数で勝てる気がしたな」

客間で襲われたことを思いだし、問いかける。

「ああ、それはおまえらが武器をもってるふうじゃなかったからな。大抵の新人類は、腰から見せつけるように剣をぶらさげてるんだよ」

手村が港にいる新人類から目を逸らさずにそう言うと、最後に新人類に向かって毒づき一緒にこの場をあとにした。
時間にして午後16時。飯を買って帰るにはいい時間帯だ。
特にリアラなどは飯の時間が遅れると、にゃあにゃあ煩いので、時間には特に気を付けないといけない。

赤い西日が地表を照らす中、俺は奇跡的に再会できた旧友と、親しく会話出来たことに心を温めていた。



その日の夜。
俺は手村のおごりで、出来あいの物をいくつか購入すると、クレアたちが待つ家に帰った。
基本商店街に出回っているのは新人類からの配給で、噂によると新人類が食べきれなかった食料がまわってくるらしい。
つまり新人類から与えられた肉体労働をすることによって、わずかな日銭を得られ配給という形で食料が街にくるようだ。
手村が奴隷みたいなものだと言ったのもよく分かる。街が汚いのも新人類が奴隷たちのために金をまわそうとしないのだろう。ふざけたもんだ。

野菜炒めと鶏肉を並べて、俺たちは食卓につく。
手村によれば、今日の料理は結構豪華な料理らしい。普段どんな料理を食べてるんだろうか。
ティアナとリアラが鶏肉を取り合っていがみ合ってるなか、俺はクレアが入れてくれたお茶を受け取り、野菜炒めを口に運ぶ。
そして、明日からの事について話すことにした。

「手村、レジスタンスって、いつも何やってるんだ?」
「そうだな、普段は肉体労働しながら情報を集めて、そして新人類の食料庫を襲っている。あそこはあんまり警備が厳しくないからな」
「食料庫なのに警備が緩いのか?」
「まぁな、それには訳があるんだけどよ……」

そこで手村は俺に顔を寄せて耳元で囁いた。

「あいつら、別に飯を食わなくても生きていけるんだ。他人の体液を栄養にできるらしいからな」
「それって……」

顔を顰めると、手村が「飯時なのにすまん」と手を合わせて謝った。
そして口直しするように手村は別の話をしだした。

「知ってるか。新人類って美男美女ばっかりなんだぜ。俺たちの敵だけどさ。そこだけは羨ましいや」
「へー、そうなのか」

話に乗ったふりをする。
クレアの視線が痛いが、せっかく会えたんだから学生時代に戻って馬鹿話してもいいじゃないかと意味もなく笑った。
ティアナとリアラは、鶏肉を箸で挟んで両側から引っ張り合っている。こっちの世界でも変わらないな、このふたりは。

ほどなくして食事も終わり、みんなでクレアの入れてくれた紅茶に舌鼓をうっていると、唐突にティアナが話を切り出した。

「それで結局、明日からどうするの?」
「あっ、そうだった。それを決めるのを忘れてたよ」

話が脱線したせいで、すっかり失念していたことを思いだし、俺はクレアにこの場を仕切ることを丸投げした。

「すまん、クレア。あとのことを任せていいか。どうも手村と一緒だと、話が脱線する」

おいおい俺のせいかよ、と手村の苦笑する声が聞こえたが、クレアはそれを受け入れて場を仕切るように口を開いた。

「わかりました。まずは状況整理と行きましょう。現状、私たちは新人類に対抗する戦力はない。そういう認識でいいですか手村さん」
「ああそうだ。でも幸太たちが仲間になってくれたから、今は対抗できると思ってる」
「それはまだわかりません。私たちは新人類と剣を交えていないのですから。私たちが新人類に対抗できるかは、未知数だと言っていいでしょう」

テキパキと進めるクレアに手村が気圧されたように頷く。
クレアは年の割にはしっかりものだからな。驚くのも無理はないか。

クレアは紙と書くものを手村に要求すると、手村に質問して現状分かっていることを書き出していった。

それによると、新人類はいくつかのランクがあり、それによって強さが別れているらしい。


まず一番強いと目されているのが女王藤乃宮遥だ。
戦ったところどころか、新人類になって姿を見た者もいないが、個の強さを重んじる新人類の女王なのだから一番強いと認識されている。
どこにいるのかは現状不明。見た者はいないのだから当然だろう。

そして次に強いと認識されているのが貴族(ピアー)階級と呼ばれる新人類。
彼らは新人類の平民(コモナー)階級の特に優秀な者たちがなれる階級で、戦ったところを見た者はいないが、その戦闘力は想像を絶すると噂されている。

そしてもっとも数が多く、平均的な強さを持つのが平民(コモナー)と呼ばれる階級の者たちだ。
これは手村たちレジスタンスも何度か戦ったことがあるらしく、それによると1対1で勝つのはまず不可能で、最低でも5人以上が武装して囲い込んで戦わないといけないやっかいな相手らしい。

最後に紹介するのが、猟兵(イェーガー)と呼ばれる新人類の子供たちだ。
彼らはコモナーが産み落とした新人類で、身体能力はコモナーほど高くないのだが、非常にプライドが高く狡猾らしい。
こいつらは街にはめったに入ってこないが、山や海に行くと襲ってくることが多い。
目的は遊びのためであったり、性欲を満たすためだったりするらしい。
山菜や魚を取りに山や海へ行く街の住人には、大変恐れられている存在だ。


「そしてここからが……」

と、手村が続けようとしたところ、ティアナが右手を挙げた。

「何かな。ティアナちゃん」
「うん、その新人類ってのが強いのは分かったんだけど、どのくらい数がいるの?」

「う~ん、それはちょっと俺にも分からないかな。なにせおじさんたちの行動はかなり制限されているからね。島全体を自由に歩き回れれば分かるんだけど、それは出来ないしね。
ただ、間違いなく1万人以上はいると思うよ。新人類が現れる前は、この島に1万人以上の人間がいたからね」

少し鼻の下を伸ばしながら、手村が気持ち悪い笑顔で言った。
相変わらず美少女の前ではデレデレだな。まったく。

「じゃあさ、こっちのレジスタンスの数は?」
「それは約150名かな。だけどこの中には非戦闘員も混じっているから戦えるのはもっと少ないね」

「えーそんだけしかいないの!?」

ティアナが驚いた顔で声を大きくした。
まさかそれだけの人数しかいないと思っていなかったからだ。

「い、いや、前はもっと多かったんだけどね。でも、仲間が次々と新人類に殺されて……」

空気が重くなる。
こういう暗い話は苦手だ。ティアナもなんだか罰悪そうに押し黙ってしまった。
向こうの世界にいたときもこういう話はあったが、どうもこの手の話には慣れない。いや、慣れちゃいけないだろう。

「手村さん続きをお願いします」

クレアが沈黙してしまった空気を打破するように、話の続きを促す。
すでにその手にはペンが握られている。

「あ、ああ……、じゃあ話しの続きだな。こっからは新人類じゃないモノたちの話、一般的に眷属と呼ばれる者たちの話だ」
「眷属? そんなものがいるのか?」

「そうだ。おまえたちにはタイプαを飲んで副作用を乗り越えた者が新人類になれるといったが、実はタイプαの他にタイプβと呼ばれる薬もあって、それを飲んだ者はナイトと呼ばれるクラスになることが出来る。
そいつらは新人類になることは出来ないが、俺たち最下層連中よりよほどマシな扱いになる。もっとも新人類のパシリ扱いになるがな」

手村は口角を吊り上げニヤっと笑った。

「そいつらは強いの?」
「いや、俺たちよりは強いが、2人がかりだったら勝てる程度だ。それほど問題じゃない」

手村はそこでクレアに紅茶のおかわりを頼むと、姿勢を正した。

「そしてこっからが、俺たちボーンとワークヒューマンと呼ばれる虐げられし者たちの話だ。ボーンがどういう存在かお前たち知ってるな」
「うん、タイプαとかいう薬を飲んで、その副作用を乗り越えれなかった人たちのことを言うんだよね」

ティアナがさっきの空気を振り払うように元気に答えた。

「いや、正確には違う。副作用を乗り越えれなかった者たちと乗り越えようとする者たちのことを言うんだ。だから一括りにボーンと言っても前者と後者は大きく意味合いが違う。
前者は、俺たちレジスタンスに共感してくれているが、後者の考え方は新人類寄りだ」

「ちょっと待ってくれ。そもそもタイプαの副作用ってなんなんだ? おまえは新人類になりたかったのか?」

「それについては、これから説明する。
まず、俺は新人類になりたいという意思はなかった。気づいたときにはタイプαを飲み水として飲まされていたんだ。水道水を通じてな」

「水道水だって?」

「ああ、何者かが、タイプαを給水場に入れたんじゃないか?って話がある。なにせ一気に島全体に広がったからな。
それで副作用については……」

そこで一端、言葉を区切ると、コクリコクリと船を漕いでいるリアラ以外のクレアとティアナの顔を見た。

「ちょっとお嬢さんたちにはキツイものだが、勘弁してくれ。これが島の現実なんだ」

そう言って手村は、部屋の奥から新聞を手に戻ってきた。










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  1. 2013/02/15(金) 00:24:29|
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ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
ほぼ賢者モードで書いてるので期待しないでください。

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