玲奈と交渉してる一方。奈々といえば……。
「どう、気持ちいいい? 楓太くん」
「はい、奈々お姉ちゃんすごく気持ちいいです。もっと亀頭をくりくりしてバキュームフェラしてください」
大会後から1週間。奈々は2組のみんなには内緒で仲山と何度か中央校舎の3階の化学実験室であいびきしていたのだ。
実はシャワー室の行為後、仲山から甘えるようにまた会ってほしいと言われて奈々も悪い気はしないでいた。
仲山は奈々が姉ぶりたくなることを知り、甘えられると母性本能が強くなるのを悟って、弟役の自分の要求は何でも叶えてあげたくなるように仕向けているのだ。
仲山は初めて奈々と1組の教室前で会った時から強い憧れをもっていた。
ロリフェイスの可愛い笑顔と癒される声と優しさ。逆レイプを数多く経験してきた仲山にとっては天使のような存在である。
プールでの出来事は、ますます仲山を奈々に夢中にさせ、自分が培ってきたテクニックで絶対に心を繋ぎ止めようと決意させたのだ。
「もう、楓太くんはえっちなんだから。そんなえっちな事ばかり言ってるとロクな大人にならないぞ」
そう言いながらもリクエストに答え、仰向けに寝転がる仲山のちんぽを乳房で挟み込んで、ほっぺを窄めて大好きなバキュームフェラをしてあげる。
幾人もの女の子がバキュームフェラをした仲山の勃起ちんぽ。そこに奈々の名前も加わり、多くの女の子と同じようにちんぽを吸い上げてあげるのだ。
ちゅるるるるるるるぅ~~~♥
顔を窄めたまま、ゆっくりゆっくり仲山の表情を見ながら顔を振る。仲山は激しいフェラはあまり好まない。甘い甘いちゅうちゅうフェラで射精しないと心から満足しないのだ。
「い、いいです。奈々お姉ちゃん。くさいおちんぽ汁がタマタマから出ちゃいそうです。いっぱいお口に出していいですか?」
仲山は呼吸を荒くしながら奈々にいう。
奈々はお姉ちゃんらしく笑顔で返事をする。
「うん。いいよ。遠慮しないでドバドバお口に出すんだよ。食後の運動は大事だし、お姉ちゃんが全部飲んであげるからね♥」
「ありがとう奈々お姉ちゃん! 僕のちんぽ汁を残さず、よく味わって飲んでね。ん……!!」
どぴゅうううううう──!!どぴゅぴゅううぅぅぅぅ───!!
「ズズズズズ……ちゅるるぅううう……♥♥♥」
奈々の巨乳の谷間でちんぽがビクンと震え、奈々の口内にザーメンが飛び出していく。
それはたちまち奈々の口内を白濁まみれにし、奈々はそれを舌で絡め取り大事そうに飲んでいく。
「どうお姉ちゃん。美味しい?」
「うん、とってもくさくてコクがあって美味しいよ。楓太くんはえらいね。こんなにクサイのを我慢して子種袋にためておけるなんて」
奈々は、いい子いい子してあげるように亀頭をペロリ♥ペロリ♥と舐めてあげる。
「うん、でもそれを貯め込めるのは1日だけなんだ。奈々お姉ちゃんのお口に毎日出して処理しないと袋がパンパンになって破裂しちゃう」
「そうなんだ、じゃあ、もっといっぱい出さないと。まだ出せる?」
「うん。でも次は奈々お姉ちゃん顔にかけたいな。その兎の髪飾りにかけてあげたい」
「えっ、それは……」
奈々は初めて拒絶感を示そうとする。これは勇太が奈々にプレゼントした大事な宝物なのだ。
「ダメ……?」
泣きそうな顔で、仲山は奈々の顔を見る。
キュン!!
「もう、我儘なんだから。かけてもいいけど、綺麗にかけるんだよ」
「うん、ありがとう。お姉ちゃん!」
奈々は困った顔をしながらも許してあげる。
仲山は、何度か奈々と会い、世間話をしているうちにこの兎の髪飾りが勇太から送られたことを知っていた。
なかなか嫉妬深い性格である。
仲山は、奈々の巨乳の谷間からちんぽを抜くと、起き上がって奈々の乳首に亀頭を甘えるように擦りつける。
そして、暫く乳首をクリクリして遊んでいたが、やがて奈々におねだりするように言った。
「奈々お姉ちゃん、お口を窄めておまんこみたいにして。僕はそこに入れて腰をズポズポ振りたいよ~」
とことんつけこむ仲山。だが母性本能を刺激されてる奈々は「もうっ♪」と、言いつつも、口を窄めてタコのようにする。
──ズプッ♥♥
窄めた口にすかさず亀頭がすっぽりハマる。
亀頭が唾液に塗れながら、唇を少しずつ押し広げてぬるりと入っていく。
「んー上手。上手…モゴッ、モゴッ! 楓太くんは本当に上手だね♪」
「えへへ、そうでしょ。いっぱい練習したんだからね」
奈々の頭を手で固定しながら、水平になるようにちんぽを差し込んでいく。
そしていざ本格的に腰を使おうとしたところで、いきなり化学実験室のドアが開いて一人の少女が入ってきた。
「いたいた、フウくん。誰にも言わずにいきなりいなくなっちゃ駄目よ。心配するじゃない」
入ってきたのは仲山親衛隊隊長の山根小夜香。ツインテールの気の強い女の子だ。
彼女は、ここに仲山が奈々を連れ込んでいることを知っており、もしやと思いつつここへやってきたのだ。
「ごめんなさい。山根さん。言うのを忘れてました。」
そう言いながらも奈々の頭を固定し、口に向かって腰を振る仲山。
山根の方には顔だけ向けている。
「フウくん、お人形遊びはほどほどにしときなさい。ゲームにも支障をきたしてるわ」
苦々しい顔で仲山に注意する山根。
仲山が奈々と会うようになってからは親衛隊相手に射精する回数が激減し、所有物全員妊娠計画に狂いが生じている。
このままでは奈々が妊娠するまで誰も妊娠しないのではないかと思うほどなのだ。
仲山が奈々とルール上、セックスをしていないため、相当の危機感を持っている。
そういう点では、奈々は勇太の役に立っているといえるだろう。
また、人形が奈々の隠語であることは言うまでもない。
「わかってます。でも奈々お姉ちゃんは、人形なんかじゃありません」
その答えにますます山根は顔を険しく変える。
以前の仲山ならここまではっきりと自分に口答えなどしなかったのだ。
明らかにこの女から悪い影響を受けている。
山根はいまいましそうに、楓太のちんぽをお口で受け入れている奈々を睨みつける。
早急にこの女を排除しなくてはならない。そうしなければ可愛い楓太が変わってしまう。いや、変わらされて、違う色になってしまう。
そのためには、もう楓太をこの女に会わせてはいけない。
「聞いて。フウくんは特別な男の子なの。だからお人形遊びなんてしちゃ駄目。フウくんは、ちゃんと私たちがお世話をしてあげるからね。だから帰りましょ」
言い聞かせるように年上ぶって、諭す山根。保護者がわりと自認する自分の願いを楓太は拒否したことはない。
だが……。
「もうちょっとしたら帰ります。山根さんは先に帰っててください。」
そう言って、奈々の方を向き、腰を本格的に振り出したのだ。
「くっ……」
唇に血が滲むほと歯を噛みしめ、山根は全身をぶるぶる震わせた。
奪われてしまう。
このままでは楓太が奪われてしまう。
山根は殺気を放ちながら、実験室を飛び出した。
鉄壁の結束を誇った仲山親衛隊。
奈々という異分子により、こちらも少しずつ暗雲が立ち込めていた。
◇
午後7時。俺はリビングで晩御飯を食べていた。
今日は、桜と一緒に食卓を挟んでハンバーグを食べている。
知っての通り、俺と奈々の距離がかなり開き、大会以降、奈々が俺のご飯を作ってくれることはなくなった。
用がなければ奈々は俺の部屋に来てくれなくなり、関係からいえば、幼馴染からただのクラスメイトにまで転げ落ちたみたいだ。
桜はそんな俺を見兼ねてなのか、毎日晩御飯は作りに来てくれる。
一度訊いてみたのだが、ほおっておくと俺の栄養バランスが偏り、精液をあまり出せなくなるかもしれないから来てくれてるのだそうだ。
「………」
会話のない食事。基本的に俺が話しかけないと桜は喋らない。
桜は黙ってエプロンをつけ、俺が何を言うでもなく台所に立って食事を作り一緒にご飯を食べる。
今日のメニューはハンバーグとサラダ、そして豆腐の味噌汁に白いご飯だ。
味も全然美味しいし、見た目も綺麗で食欲をそそられる。
なんでもできるな。こいつは。
「……なあ、桜。お前に相談せずに秋川と不戦を結んで悪かったな」
俺はお茶碗の入ったご飯を置き、無言で白米を口に運んでいた桜に話しかける。
教室に入ってから秋川と不戦を結んだことを言ったのだが、報告した際に態度がそっけなかったので、謝ることにしたのだ。
「別に構わないわ。あなたの判断は悪くないと思うもの。だけど秋川が信用できないことは忘れちゃ駄目よ。あの手の男はすぐに裏切るわ」
「分かってる。気を付けるよ」
あの、仲山ですら裏切ったのだ。気を緩めるつもりはない。
男など信用した俺がバカだったのだ。
なんか思い出したら胸がムカムカしてきた。
俺は、それを忘れようと飯をハフハフと掻きこむ。
すると、桜が呆れたように俺に言った。
「もっと落ち着いて食べなさい。ご飯粒、頬についてるわよ」
「あっ、」
桜の白い手が伸びて、俺の頬についたご飯粒をとる。
「なに?」
「い、いや、なんでもない」
桜の何気ない仕草にどきどきする。俺の心が弱っているせいなのか、ひどく桜が魅力的にみえる。
あれほど辛辣な言動で俺を痛めつけてきたというのに、
優しくされるだけで、こんな気持ちになるなんて俺はもう駄目だな。
「したくなったらすぐに言いなさいよ。いつでもさせてあげるから」
「えっ!」
俺の心を見抜いたように桜がご飯を口に運びながら言った。
俺は、こいつの前では形無しだ。完全に主導権を握られている。
湧き上がる欲望が胸に渦巻く中、俺は桜を犯したくなる。
普段はこうやって主導権を取られているのだが、ベッドの上では、俺が主導権を取っている。
それは、桜が自分を便器扱いされるのに弱く、そのことを指摘すると激しく女の部分を出すからなのだが、どうして便器に反応するのか不思議になる。
そういえば、秋川のところの玲奈も自分のことを肉便器と言ってたし、何かがおかしい。
秋川のことを嫌悪してる風なのに、自分が便器扱いにされるのはいいのだろうか?
何がなんやら分からないが、それには触れないことにした。別に不都合はないし、そういう性癖だと思えばいい。
世の中にはロリコンとかNTR好きとか色んな人がいるのだ。いちいち指摘してどうのこうの言ってたらめんどくさい。肉体関係はあるが、桜とはあんまり仲がよくないしな。
俺は、それ以後。桜とは一言も喋らず晩御飯を終えた。
そして……。
ギシギシギシ───。
電気を消した俺の寝室。
そこのベッドの上で全裸になった俺と桜が激しく交わっている。
うつ伏せに寝転んだ桜の上に覆いかぶさり、背後から寝バックで犯しているのだ。
「はぁ、あっ、あっ、んっ……ふぁ、あっ…あっ…」
桜が俺の枕に顔を埋めて必死で声を押し殺している。
ぶあつい壁があるとはいえ、隣は奈々の部屋なのだ。背徳感でも感じているのだろうか。
いつもならもっと大きな声で喘ぐのに、この部屋では声を押し殺そうとするところが可愛らしい。
桜の背にかかるサラサラのきめ細かな黒い髪を指でベッドの上に落とすと、俺は上半身を桜の背に密着させる。
そして折り重なるようになった俺は、そのまま桜に体重を預け、腰を桜のお尻に密着させてクイクイっと振る。
カーテンの隙間から月明かりが差し込み、完全には暗くはない。
ベッドの傍に置いた目覚まし時計は、午後9時32分をさしている。そろそろお風呂に入る時間だ。
俺は射精をするべく、ベッドの上に両手を立てて上半身を支え、腰を素早く振った。
どぴゅっ、どぴゅうううぅぅぅぅぅ………!
桜のお尻と俺の腰が深く密着し、ちんぽを通して俺の精液を膣内に送り込む。
射精は気持ちがいい。こんなに気持ちがいいものが世の中に他にあるとは思えないほどだ。
特に激しいセックスだと、頭が真っ白になりそうになる。
俺は射精を終えると桜の上からどき、軽くお尻を触って終わった事を告げる。
そして荒い息を吐きながら身動きしない桜に、お風呂に入ってくることを伝えると洗面所に行った。
それから身体を洗い、湯船にゆったり浸かっていると、ドアが開いて桜が白いバスタオルを身にまとって入ってきた。
「おい……」
俺がどうしたと言わんばかりに視線を向けると、桜が冷たい眼差しで俺を見る。
「女の子に先に入らせるのがマナーでしょ。ほんとにあなたって駄目な男ね」
「悪かったな。気が利かなくて」
俺は風呂場からでようと、湯船から身を起こす。
そして風呂場を出ようとしたところで、桜に腕を掴まれた。
「どこに行くの?」
「いや、おまえが使うなら風呂から出ようと思って」
当たり前のことを言う。こいつはセックスが終わってからは基本的に俺には皮肉口調だ。
おれがこのまま風呂に入ってたらどんな皮肉を言われるかわかったもんじゃない。
俺が風呂から出るのは当たり前だろう。第一、女の子と風呂を入るなんて恋人や夫婦でもなければあり得ない。
「別にでなくてもいいわ。それじゃあ、まるで私が追い出したみたいじゃない。」
「いや、でも……」
どういう風の吹き回しだと俺が桜の表情を読み取ろうとすると、桜は俺から顔を逸らしながら、特に深い意味はないわと、バスタオルを取りシャワーを浴び始めた。
俺は、そこで無理して出る気もないので、再び湯船に戻る。
ザーザーザー。
シャワーを肩から浴びる桜の身体を見つめる。
白い肌、ツンと上向きになった乳房、綺麗な曲線を描いたくびれ、そして桃のようなお尻から水が伝う魅惑の太もも。
顔も整ってるし、やっぱりいつ見てもとんでもない美少女だ。
しかもそんな美少女と一緒にお風呂に入ってるなんて……。
なんか、不思議な気分になる。自分が自分でないみたいだ。
湯気が浴室に薄く幕を張る中、桜は自分の身体を洗い終えると、俺と対面になるよう湯船に入った。
「………」
なんだか照れくさい。
桜は俺の事を意識してない風で、俺の顔をじっと見つめている。
「なんだよ。何か言いたいことがあるのか?」
「……別に、ただ変な顔だと思って」
なんだそりゃ。
浴槽のへりに肘を置いて、俺はそっぽを向いた。決してそれを認めた訳ではない。
「最近奈々とえっちしてるの?」
「……なんでそんなことを聞く。どうでもいいだろ、そんなこと。」
俺は再び桜に顔を向け、言った。
「……気になっただけよ。私の方が奈々よりセックスしてる気がするから」
…確かにそうかもしれない。
奈々とは片手で数えるほどなのに、桜は両手を使わないと駄目だからだ。
矛盾を感じる。奈々の事が好きなのに、桜とセックスする回数の方が多いなんて。
いや、考えてみたら桜とセックスするのは他の誰よりも多い。一緒によくいるし、そういう機会が多いからなんだろうけど、これじゃあ、まるで……。
「入れ替わったみたいだ……」
思わず漏らしてしまう。
奈々と桜の位置が入れ替わったみたいだと。
「どうしたの?」
「なんでもない」
俺の目を覗きこんでくるように近づいてきた桜に、俺は戸惑う。
こいつは最近、俺に積極的にかかわってくるな。さっき俺が言った入れ替わったというのもあながち間違いじゃなくなってきている。
「おまえさ……」
言いかけてやめる。俺のことをどう思っているのか聞いてどうするって言うんだ。
こいつのことだから、辛辣な答えが返ってくるのは明らかだろうが。
もし、仮に、とんでもな~く低い可能性で、俺の事を好きだと言ったら何か変わるのか?
最近疎遠気味の奈々を諦めて、桜と付き合うのか?
そうだ。
どうしてこんなことを忘れていたんだ。
この学園に来てから、誰かと付き合うことなんて考えもしなかった。
気軽にセックスできるし、ゲームだから感覚がマヒしていた。
俺は学生なんだ。もっと肩の力を抜いて色々考えてみてもいいんじゃないのか。
パシャ!
「……っ!?」
お湯が顔にかかる。
桜が手でお湯をすくってかけていた。
「……馬鹿ね。声に出てるわよ」
「へっ?」
間抜けな顔をしているだろう俺の股の上に桜が乗っかってきて、対面座位のような体勢となる。
「聞きたい? 私があなたのことをどう思ってるか?」
「……………」
言葉が出ない。魅入られたように桜の顔を見つめる。
「……キスして」
俺の首に両手をまわし、桜が顔を近づけてくる。
俺はそのまま動かない。いや、動けない。
ゆっくりと重なる唇。
俺は桜と再び始まった情事に溺れた。
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- 2013/06/18(火) 18:11:54|
- 小説
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