2ntブログ

モブの植木鉢小説館

NTR小説置き場

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

24話 名前

水曜日──。

俺は昨日、一昨日と、村に加害者と被害者の家族が住んでないか村の連絡網を見て調べたが、芹沢家以外の電話番号はのっていなかった。
狭い村だし、あれにのってないということは、もう住んでいないと考えていいだろう。
事件が原因で出て行ったのかはっきり断言できないが、もしそうなら芹沢家だけが残ってるのは神社だからだろうか。ここで手がかりが途切れたのは残念だが、やはり図書館に行かなければならないと感じる。

俺は昼食をみんなと摂ろうとしたが、今日は色葉と美羽ちゃんと仲山の3人がいない。
花梨に訊いてみたが、色葉と美羽ちゃんは2人だけの相談事があるからと、外でご飯を食べると出て行ったそうだ。
そして、仲山もそれなら僕もたまには1人で食べたいと教室から出て行ったらしい。
俺もそれなら1人で食べようと出て行こうとしたが、花梨がまとわりついて早く食べようと勝手に机を動かし始めたので、仕方なく一緒に食べることにした。




「………」

少し気まずい時が流れる。
今、机を囲んでるのは、俺と千雪さんと花梨。俺と千雪さんが向かい合い、その横にくっつけてるのが花梨の机だ。
この3人でお弁当を食べている。

特に俺から話すこともないので黙々と食べる。
千雪さんも静かなままだ。

──まさに、剥がれた仮面。
事情を知っているもの同士が集まった食事だ。
ここに色葉や美羽ちゃんがいれば取り繕うとするのだが、もはやそれもない。
状況が解決すればそれもなくなるのだろうが、彼女たちの真の目的が分からない以上、もやもやを抱えたまま能天気にお喋りする気はあまりなかった。

だけどそれは普段から明るく人懐っこい花梨には耐えきれなかったらしい。
彼女は俺と千雪さんの顔を見渡し、口を開く。

「きょ、今日はいい天気だね~。わたしたちも外で食べればよかったかな?」

シーンとなる場の空気。
俺も千雪さんも問いに答えず、黙々とおかずを口に運ぶ。
だけど花梨はめげずに言葉を続ける。

「千雪ちゃんはどうかな。外でお弁当なんて」
「今度ピクニックで食べるからいいかしら」
「あはは……、そ、そうだよね」

花梨は乾いた笑いをしながら今度はこちらに顔を向ける。

「お兄さんは外で食べるのはどう?」
「……今日はもういいだろ、もう弁当箱開けたんだからさ」

俺は花梨に視線を合わせることなく、コロッケを口に運びながら答える。

花梨は俺と千雪さんのそっけない答えに少し黙ってしまったが、
結局1人で俺と千雪さんに話しかけることを繰り返した。

こんな空気が嫌なら理由を言えばいいのに。
俺は心に少し冷たいものを感じながら、花梨の話を聞き流すように相槌をしていた。











「色葉さん、僕のちんぽ大好きでしょ?」

ふたりだけの女子更衣室。運動場の端っこにある更衣室で、
僕は色葉さんに作らせてきたお弁当をふたりで食べ、食後の運動と称して色葉さんと対面座位で交尾していた。
いつもなら半裸状態であるのだが、調教が進んだ結果。ようやくブラだけをつけたままの状態に持っていくことができた。
部室の椅子に座りながら腰を突き上げ、色葉さんに再び問う。

「色葉さん、答えて。僕のちんぽ大好きだよね?」
「う、うん」

僕の腰に足を巻きつけながら、色葉さんは快楽に染まった顔で頷く。

僕はその答えに満足しながらブラ越しにおっぱいを揉みまくり、少しずつ上にずらしていく。
だけどあとちょっとで乳首が見えるという段階になって色葉さんは抵抗をみせ僕の手を押しのけた。

「だめ……それ以上は……見えちゃう。あっ、あっ」

突き上げられ、喘ぎ声をあげながらもそこは僕に許さない。
おかげで僕はまだ完全に色葉さんの乳首を見たことがないのだ。ここまでセックスを狂ったようにしておいて──。

(あとちょっとなんだよね……)

僕は心の中で呟く。
薄皮一枚とも言える抵抗がある。
力ずくでブラを外しても恐らく押し切れるだろうが、ここまで調教したのだから面白くない気がする。
ここは当たり前のようにブラを外して、色葉さんの乳首に吸い付きたい。

僕は手の平を色葉さんのお尻にやり、下から揉みしだきながら唇を奪う。
これは一番抵抗があった行為で、初めてやろうとしたら必死で僕の顔を押しのけようとしたのを覚えてる。
だけど力ずくで何度も奪い、舌を絡ませてクリを弄ってあげると、徐々にだが許すようになった。
今ではキスをすると、僕の首に手をまわして自分からキスをせがんでくる。

僕は色葉さんの尻肉を左右にグッ!と押し開き、おちんちんを深くまで入れ子宮をグポグポ♥言わせる勢いで亀頭を子宮口に押し付ける。
カリが色葉さんのGスポットを激しく擦り、深くキスをするたびに、色葉さんは僕の身体を抱きしめ何度もイク。
僕もイクときの急激な締りで、ほぼ同時に達して、子宮口にぐちゅっと亀頭を押し付け、子宮内射精した。

はぁはぁはぁ……

互いの熱気と荒い息が狭い部室内に充満する。
僕は、顔を色葉さんの乳房の谷間に埋め、ブラを少しずらして乳首近くに舌を這わす。
色葉さんは僕を少し遠ざけようと手で顔を押したが、僕は遠ざけられてもすぐに顔を近づけしつこく舐め続けた。
そしてその攻防が1分ほど続いただろうか。ついに色葉さんは諦めたように僕の好きな風にさせてくれ始めた。
僕はブラから顔を覗かせている乳房を全て舐め終わると、当たり前のようにブラを脱がせにかかる。

「だ、だめ!」

やっぱり抵抗する色葉さん。
僕はすぐに色葉さんにキスして身体の力を抜けさせると、すぐにブラを外しにかかる。
背中に手をまわし、ブラのホックを苦労して外すと、色葉さんは熱い吐息を漏らして、僕に身を任せた。

(やった……!)

僕は興奮しながらついに色葉さんのブラをむしり取り、ロケット型おっぱいを拝見する。
乳房は白く染みひとつなく綺麗で、先っちょにツンと起ったピンクの乳首が自分の存在をアピールするようにふるふる震えている。
僕は想像通りの美しい美乳で興奮が頂点に達し、さっそく乳首を咥えて赤ん坊のように強く吸う。

「ん、あっ、あっ、んんんっ!」

僕が乳首を吸うと同時に色葉さんは背を逸らす。
顔はトロンとしており、涎を垂らしている。
僕はもしやと思い、乳首を舐めたり吸ったり舌で転がしたりすると、身体をヒクつかせて軽くイった。

──間違いない。色葉さんんは、お豆さんだけじゃなく乳首も弱点だ。

僕は思わぬ幸運に喜びながら、色葉さんの欲望の炎に薪をくべる。
乳房を鷲掴みにして、絞るように握りしめると両乳房を真ん中に寄せ、左右の乳首を同時に口に含む。
そしてわざとらしくチュウチュウと音を立てながら、おちんちんを再び突き上げる。

色葉さんはポニーテールをぶらぶら揺らしながら、自らも腰を振りはじめる。
その動きは今までと違って、クネクネと卑猥なもので、愛液がドロリと結合部から溢れ僕のふとももを汚していく。

熱気のせいか互いの身体から汗が滲み始め、全裸になったことにより獣のようなセックスになっていく。
もはやこれが練習のセックスだとふたりとも忘れており、激しく愛撫し合い腰の振り方もめちゃくちゃになりはじめる。

「まんこ……色葉のまんこ気持ちいい」

色葉さんを呼び捨てで言いながら、唾液塗れの乳首を口から吐き出す。

「ちんぽぉ……ちんぽ突き突き最高ぅ……」

色葉さんも気にした様子もなく、喘ぎ声まみれの言葉を僕に返す。
僕らはしっかりお互いの身体に手をまわし、口から舌を出してベロチューしながら、脳の神経が焼切れそうなほどの頂点に向かって直走る。

「色葉、色葉! 種付けするよ! 赤ちゃんできちゃうよ!!」
「あっあっ! してぇ! 種付けしてぇ!!お腹に赤ちゃんの素出して──!!」

心が一つになり、ついに僕と色葉さんは本当のセックス。
子作り中出しを始めた!

「「イクッ!! いくううううううううううううううう!!」」

声が重なり、僕らは同時に背を逸らす。

どぴゅっ♥どぴゅっ♥どぴゅううううううううぅうううううううううううう───♥♥♥

愛のこもった交尾。
ビクビク身体を震わしながら、互いの愛を確かめ合う。

言葉を交わさずとも分かる。
僕らは今、確かに愛し合って交尾をし、赤ちゃんを作る作業をした。
練習セックスじゃないと確かにお互い認め合ったのだ──。

びゅくびゅくと白い赤ちゃんの素が、色葉さんの子宮にいっぱいとなり、たぷん♥たぷん♥と震わせる。

僕と色葉さんは荒い息を吐きながら顔を見合わせ、自然とキスをすると、5分ほど抱き合って余韻を楽しんだ。













深夜、俺は自分の部屋のベッドに寝転びながら、事件と関わり合いのない脅迫路線での可能性を考えていた。
実は千雪さんや花梨を尾行して行動を把握しようかと考えたこともあるのだが、人が多くごみごみしている都会ならともかく遮蔽物も少ない田舎では無理だと諦めたのだ。

(尾行なんかしたら噂になりそうなのもまずいよな……)

コソコソ後ろをつけているのを村人に見られたら大変なことになる。
噂は矢のごとく村に知れ渡り、俺は一転悪人になりさがるだろう。
それに、もしそれが犯人などに見つかれば、今度は俺の身が危うくなる危険が高い。
あまりにもリスクが高いのだ。
俺は村の誰にも真実を伝えず人の身辺を調べるということが、これほど難しい事とは思わず溜息をつく。

俺は起き上がって部屋の電気を消すと、再びベッドに寝転びながら目を閉じる。

やはり脅迫の線は後回しにするしかない。
仲山を騙してあいつに後をつけさせてもいいが、あいつは気が弱い。
もし何かあったら全ての話を他人にゲロするかもしれない。
そうなったら俺やクラスの制服組は全員終わる。それは最悪のシナリオだ。

とはいえ、そっちの方もただ放置するというのは時間的にもったいない。
こうなったら色葉か美羽ちゃんに、千雪さんの行動をそれとなく見張ってもらった方がいいかもしれない。
深入りは危険だが、家の中での行動なら把握できる。
千雪さん宛に電話が掛かってきたら、それだけで手がかりになるかもしれない。

だが、やはりそこまで考えて悩む。

いい言い訳が思いつかないのだ。
千雪さんの行動を監視してくれなんて言えない。そんなこと言ったら当然それを疑問に思うだろう。
誰から電話が掛かってきたかを教えてくれなんて言ったらストーカーそのものだ。

俺は軽く息を吐くと、頭をクリアにして花梨の方からアプローチできないか考える。

今までの行動から見ると、千雪さんが主導して花梨が補佐しているという感じだ。
千雪さんと話していても隙がないという感じだが、花梨についてはムラがある。
というより、性格のためなのか言動に隙があるように見えるのだ。

(もう一度話してみるか……)

またダンマリを決め込む可能性が高いが、上手くやれば少しは情報が引き出せるかもしれない。

俺はそんなことを考えると、眠れなくなって再び起き上がる。

そして事件のことや、今考えたことをまとめようとパソコンに電源を入れると、
オフィスソフトを起動させて、考えを纏めながら文字を打ち込み始める。

まず忘れないように図書館の新聞で調べた事件を打ち、
加害者と被害者の名前を記していく。

罰ゲームのことはさすがに残しておくわけにはいかず、ぼかしながらカチャカチャと打っていると、あることに気付き、思わず「えっ……」と手が止まった。

そう、それは何気なくメンバーの名前を変換したときに起こった。

千雪、花梨と打ち、そしていろはの名前を漢字に変換しようと、
変換ボタンを押すと『色葉』ではなく『彩羽』と出たのだ。

まさかと思い、俺は頭を殴られたようになる。
俺は勘違いしていた。
先入観で被害者の彩羽を『あやは』と読むものだとばかり思ってた。
だが、彩羽は『いろは』とも読めるのだ。

色葉=彩羽。

これがいったい何を意味しているのか分からない。
単なる偶然の可能性があるが、年代的に2代か3代ほど前。
死んだ女性の名前と同じ読み方の漢字をあてるのが偶然とは思えない。

(いや、まて。落ち着け、落ち着け……)

俺は画面を凝視しながら、深呼吸する。
これは本当に偶然かもしれない。気がつかずにそういう名前をつけた可能性がある。
だけど、もし彩羽が『いろは』と読むのであれば完全にビンゴだ。
意図的にそう、名前をつけた可能性が高い。

これがゲームに関係するかどうか断言できないが、千雪さんの行動に一歩近づけた気になる。

俺は他に共通点がないか調べる。
とはいっても、2人についてほとんど知ってることはない。
色葉については簡単に調べることができるが、死んだ彩羽については調べることは難しいだろう。

(せいぜい生年月日くらいか……)

俺は他に見落としがないか、画面を見ながら作業をするのだった。
















                                            <<  >>
  1. 2014/02/01(土) 00:00:01|
  2. 小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<1話 発情期 | ホーム | 25話 事件の詳細>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://garagara20.blog.2nt.com/tb.php/212-cc0a8b23
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

モブGR

Author:モブGR
ntr属性なのに超純愛ゲーをやって自己嫌悪になった男。リハビリのために小説を書いてます。
ほぼ賢者モードで書いてるので期待しないでください。

カテゴリ

はじめに (1)
小説 (249)
雑記 (1)

リンク

このブログをリンクに追加する

最新記事

カウンター