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8話 麻紀の犯人捜し 2

昼間。僕の目論見が上手くいき、麻紀さんは重くなったおちんぽみるく入りの子宮を抱えて家事にいそしんだ。
麻紀さんはメイドの仕事中、何度も誰かが侵入した形跡がないか調べまわり、何の手掛かりもないことを確認すると、ビデオカメラを片手に溜息をつく。
警察に電話しないか心配だったが、どうやらその気はないようだった。
とはいえ、このような奇妙な出来事が起こっているので、麻紀さんは机の引き出しからさらに二つのハンドカメラを引っ張り出して壊れていないかスイッチを入れて確かめている。
多分寝る前にまた隠しカメラをセットするのだろう。
まったくもって無駄なことだ。
僕を認識できるはずないのに。

家事の最中、何度も生ちんぽを麻紀さんのお尻に押し付け、僕はセックスアピールをする。
今日も当然、麻紀さんと朝方まで交尾だ。
今夜は隠しカメラによく見えるよう、結合部をしっかり見える位置でやってやろう。どういう行動に出るか興味深いところだ。

そうこうしていると数時間経ち、学校から奏ちゃんが帰ってくる。
あんなことがあったから登校拒否になってもおかしくないと思ったが、頑張ってまた行きはじめた。
別れた木山から写真を奪って始末したので、脅されたりする心配はないのだが、もしされたりしたら車の前に突き飛ばしたりして始末しなければいけないところだった。
元気を取り戻してるところを見るともう吹っ切れているようだし、ほんとによかった。出迎えた麻紀さんに明るい顔を見せているしね。

「ただいま、麻紀さん」
「おかえりなさい。お嬢様」

微笑みあう二人。家族みたいなもんになってるからちょっとレズっぽい。
またサンドイッチ状態にして楽しもうかな。
そんなことを考えていると、麻紀さんが自分の身に起こったことを伏せて、何か家で変わったことがなかったか奏ちゃんに尋ねはじめる。

「お嬢様、最近家で何か変わったことありませんでしたか? なんでもいいんです。どんな小さなことでも」
「ん? たしか朝にも聞いてたよね。何かあったの?」

少し困り顔になる麻紀さん。
どう話そうか考えているようだ。

「実はちょっと気になることがあって」
「気になること?」

首を傾げる奏ちゃん。

「その、気のせいかもしれないですけど、私の部屋に幽霊がいるかもしれないんです……」
「幽霊?」

まさかと、奏ちゃんが麻紀さんの顔を凝視する。
だけど麻紀さんが真面目だとわかると、クスッと笑い出す。

「麻紀さんってお化けとか信じる派なんだ♪」
「ち、ちがいます。ほんとにおかしなことがあって!」
「どんなこと?」
「そ、それは……」

顔を真っ赤に麻紀さんは顔を少し伏せる。
ハンドカメラに記録された映像を思い出したのか、恥ずかしそうにしている。

「ん~。なんだかよくわからないけど、一人で寝るのは怖いってこと?」
「こ、こわいかもしれません」

麻紀さんが助け舟を得たように、慌てて答える。

「じゃあさ。麻紀さんは今日、私と一緒に寝ればいいよ」

「しかし……」
「大丈夫だって、お父さんもお母さんもいないし、誰にも怒られないって」

いたずらっぽくウィンクした奏ちゃん。
めちゃくちゃ可愛いしやっぱり僕のモノにしてよかった。あの笑顔を見てるだけで勃起してくる。
麻紀さんもそれで安心したのだろう。

「じゃあ。ありがたくお言葉に甘えさせてもらいますね。ほんとにお嬢様ありがとうございます」

と、礼を言って笑顔をみせた。









深夜の0時──。
ふたりはパジャマ姿になって奏ちゃんの部屋で世間話をしていた。
歳もそんなに変わらないこともあり、話がはずんでいる。

「えー、じゃあ、監視カメラとか寝る前に仕掛けてたの?」
「はい。恥ずかしながら……」

一つのベッドの上で話すふたりは本当の姉妹みたい。
僕のおちんちんはこれから起きることを考えて勃起しまくりだ。

「でも今日は私と一緒だから安心だよ。幽霊なんて出たことないし。そうだ、寝る前に怪談話でもしよっか?」
「もう、お嬢様。いじめないでください」
「ごめんごめん。麻紀さんが可愛くて」

クスクス笑う奏ちゃんと、少し頬を膨らませた麻紀さん。

「じゃあ、そろそろ寝る?」
「はい、お嬢様」

麻紀さんは立ち上がると、持ってきたハンドカメラをぬいぐるみの傍に置いて隠しだす。

「えっ、ここでもカメラまわすの?」
「はい、念のために」

麻紀さんは残りふたつのカメラも別方向に置いて電源を入れた。

「ちょっとやりすぎな気がするけど、麻紀さんがそれで満足するなら」
「申し訳ありません。今日だけですので。あと……」

そういうと、麻紀さんは奏ちゃんの耳元で手で輪っかを作ると、何かを囁きだす。
奏ちゃんは呆れた顔をしたが、麻紀さんの話が終わると、ふたりはそのまま電気を消して眠り始めた。

(さてと……)

ようやく準備を終えて寝たふたりを見つめて動き出す僕。
最後に何か悪だくみを考えている風だったが、それが何かは聞こえなかった。もっとも何か出来たとしても僕に辿り着ける方法などありもしないのだが。
隠しカメラの位置は確認すると、僕は監視外で服を脱ぎだす。

この部屋でも同じことが起きれば麻紀さんはどうするかな?

僕はいつものようにふたりの意識を拘束すると、パジャマのボタンを上から外して服を脱がせていく。
ボタンをひとつひとつ外し、パジャマズボンをパンツごとズルズル降ろすと、ふたりをあっという間に一紙惑わぬ全裸にしてしまう。

(へへっ、今日はどっちから犯そう)

ベッドの上でボーとしたまま、横たわる二人の美女。
どっちの穴も散々使ったが、ヤる前はいつも新鮮な気持ちで迷う。
僕はとりあえずここ二日ほど犯してない奏ちゃんに決めると、奏ちゃんの股を開いて圧し掛かる。

(よし入った!)

正常位で交わる僕と奏ちゃん。
久しぶりのおちんちんを味わえたのが嬉しいのか、入れた途端すごい締め付けてきた。

「奏ちゃん、またすぐそんなに締め付けてきて……」

奏ちゃんのおまんこは射精をさせる名人だ。
僕のおちんちんも何度もこの締め付けにやられて、3分もしないうちに中出しさせられてしまってる。

「きょ、今日は5分を目標も頑張ろうかな」

早くもおちんちんを絞られ我慢が効かなくなってきてるのを自覚しながら、ズボッ!ズボッ!と一突きごとに根元までちんぽを淫らな穴にぶっさしていく。
竿には奏ちゃんの白い本気汁が絡みつき、ぬらぬら光ってる。もう僕も奏ちゃんもすっかりヤリチンヤリマンだ。
そうやって激しさを追求せずにゆったり交わっていると、早くも睾丸がキューとせりあがり始めて、僕は弱音をあげて大きく息を吐く。

「だめだ。もうでちゃいそう」

もう射精させろと文句をいいはじめる睾丸。
鼻息荒く、腰のスピードを抑えて、一突きごとに力を入れて射精するのをなんとか我慢してきたのに、湧き上がる射精感はとても抑えきれない。揺れる乳房を見てるとどうかになりそうなので、目を他に逸らすが、ぐっちょり結合部がいきなりキューと締まって僕の理性の壁を破壊した。

「あっ!んっ!くそっ……」

ゆったりした腰の振りから小刻みに変わった僕の腰。
もちろん小刻みに振られている最中は、おまんこの奥でぴゅっ♥ぴゅっ♥しながらの射精。とても気持ちよくて、息を殺しながらの種付けだ。

「あ~、すげー出た」

ずるりとちんぽを抜くと、カエルのように股を開いた奏ちゃんのおまんこからトロリとしたおちんぽみるくが出てくる。
僕はそれをしばらく見ると、何の感慨もなく奏ちゃんのおまんこに再びちんぽを入れる。
麻紀さんの前にまた濃いのを膣奥深くで射精しよう。

そうやって1時間ほど奏ちゃんに跨っておまんこを楽しんでいたが、突如予想もしない出来事が起こって心底ビビった。

ピピピピピ……。

「な、なんだ!」

軽やかな音と共に枕元近くの机に置かれたスマホからなりだした音楽。
あれは麻紀さんがこの部屋に出てくるときに持ってきたスマホ。
一瞬電話かと思ったが、すぐにこれは違うと断定する。
そう、僕はこの機能を知っている。
これは目覚まし時計機能だ。
麻紀さんは小癪にも自分の意識を取り戻すためにわざとこの時間にスマホを設定したのだ。

「やられた!」

止めようにも、僕はこのふたりとやってる最中。
どうしたらいい!?と軽くパニックになりながらも固まったようにスマホの音楽が鳴りやむのを待つ。だが音楽はなかなか止まらない。イライラと焦りが募るばかりだ。

(くそぉ!悪霊退散じゃねぇんだぞ!)

どうするどうすると、腰を振ることを忘れてスマホを見続ける。

どうするタップするか?いや、タップしても数分後にまた鳴った気がする。
くそぉ、麻紀さんがどういう設定にしてるかわからないから、迂闊に手が出せない。

自分で止めればいいのに冷静さを失ってる僕は、わざわざ麻紀さんの手を掴むと、スマホをタップして音楽を止める。
だがこれは焼け石に水。
止めようとしたらパスワードを入れて中に入らないといけない。

完全に集中力を失った僕からやる気が失われていくのがわかる。
今回は麻紀さんにやられた。
なかなかどうして麻紀さんもやるものだ。ある意味麻紀さんの作戦勝ちだろう。

ボーとしている麻紀さんを見下ろすと、そのまま麻紀さんの乳房に吸い付き、ちゅぅうう~~と吸い伸ばす。そして今夜は麻紀さんの勝ちだよと、終了させるのだった。

数十分後──。
後始末を終え解放された麻紀さんと奏ちゃんは、目覚まし音で目を覚ました。
麻紀さんはベッドから起き上がると、スマホの目覚まし設定を解除する。

「麻紀さんどうだったの?」

チラっとスマホを見てから隠しカメラをチェックし始めた麻紀さんに、奏ちゃんが眠りまなこでぼんやりと訊く。

「……だ、大丈夫です。何もなかったようです」

ハンドカメラに映ってる内容は、僕と奏ちゃんの交尾のはず。
麻紀さんは自分だけが犠牲者だと思ってるからかなり動揺しているようだ。声が少し上ずってることからそれがわかる。

「ん、そう。じゃあ、おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」

再び眠りこけた奏ちゃんはほとんど熟睡状態だ。僕と交尾したから体力を消耗して起きてられないのだろう。すぐにスヤスヤ眠りだす。
麻紀さんはそれを見届けると、すぐにカメラを全て回収し、自分の部屋に戻る。
そして部屋に戻ると、大きくため息をついた。

「申し訳ありません、お嬢様……」

再生される動画のは内容は奏ちゃんが全裸で股を開いて、見えない何かを受け入れ種付けされてる姿だ。
僕がよく見えるように角度を調整したせいで、おまんこからトロリとあふれ出てくる精子まではっきり見える。
麻紀さんは動画を見終えると、何かを決意したような顔をして真剣にブツブツ呟く。

「目覚まし設定に気づいたのは2時近くだった。眠り始めて一時間だからすぐに私かお嬢様が気づくはず。なのに私たちは今まで気づかなかった」

再び動画を見始めた麻紀さん。同じ箇所を何度も繰り返し見ては眉を顰めている。
僕は何を見ているんだと、隣から覗いてはじめて気づいた。

(くそっ!麻紀さんめ。スマホの目覚まし機能だけじゃなくて、こんな罠まで!)

そう、麻紀さんはハンドカメラで音楽が鳴った1時に何かなかったか確かめている。僕が不意を打たれて動揺し、奏ちゃんや麻紀さんの身体が不自然な動きをしているところを確認しているのだ。やる気を失ってからあまり深く考えずに後始末を終えたが、明らかに目覚まし機能が鳴ってから僕が撤退したところも分かりまくりだ。

いや、そもそもパジャマを脱がしたり着せてるところも映しているのだが、それはまだ幽霊の仕業ということで説明がつく。
後始末でティッシュを使って拭いてるのも、僕が完全に手で持っているということで麻紀さんには見えないはずだ。
だが目覚まし機能で幽霊がやめるなんてあり得ない。
ベッドのぬくもりも合わせて完全に僕の存在が見えない人間であることが確定だ。

麻紀さんは慌てて玄関や家中の窓のカギを確かめ侵入者の形跡がないか調べ始める。
だが、それが見つからないと部屋に戻ってウロウロし始める。
多分警察に電話するか迷っているのだろう。だが、あの動画も証拠として提出しないといけないので通報は無理なはずだ。散々迷っては首を横に振って悩む素振りを見せるということを繰り返している。

麻紀さんはまだ透明人間がいるのではないかと、家中をキョロキョロしながら箒を片手にうろつき始める。
結局、僕が見つからないとわかると、仕掛けたハンドカメラのうち一つを除いてすべての動画を消すと、奏ちゃんを守るように徹夜で奏ちゃんの部屋で起きているのだった。


対決3日目──。
麻紀さんは朝食を作った後、奏ちゃんを学校に送り出した。
そして一息ついたところで、リビングで静かに口を開く。

「いるんでしょ、出てきなさい」

シーンと静まり返るリビング。当然ながら僕の姿が見えるわけないので、僕が姿を晒すことはできない。
だがこの挑戦を面白く思った僕は、リスクを顧みず近くにあったソファの座布団をポンと麻紀さんの足元に投げる。

「やっぱりいるのね……」

僕が姿を現さないことは計算済みだったようだ。
透明人間というあり得ない存在がいるというのに大して驚かないところを見ると、なかなか肝っ玉が据わってる。
足元の座布団を拾うと、麻紀さんは僕がいるであろうところに投げ返す。

「あなたいったい何者なの? 目的はなに?」

だいたい僕がいるであろう位置を見ながら麻紀さんが問いかけてくる。
僕は正義のヒーローに立ち向かう悪役の気分になって、リビングの電話の横にあるペンとメモ用紙を使ってスラスラと文字を書いて、それを丸めて麻紀さんにぶつける。

「こ、こづくりですって!?」

これには麻紀さんも驚いたようだ。
メモ用紙を見て目を丸くしている。

「な、なんで私たちなの?」

ちょっとだけ考えると、またメモにペンを走らせ、麻紀さんに投げる。

「なんとなくですって!?」

そんな理由で孕まされる方もたまったものではない。麻紀は普段見せないような怒りの表情を見せて僕がいるであろう空を睨みつける。だが場所は的外れだ。万が一に備えて、すでに音もなく移動している。
そもそも本当の理由はふたりが好みの女なのは周知のとおり。ちょっとからかってみただけだ。
僕は口元を緩めると、再びメモを麻紀さんにぶつける。

『冗談。本当はふたりが好みなので孕ませたい』

今度はカァと顔を赤面させる。
これは怒りかそれとも羞恥か。なんにせよ再び爆発しそうだ。

「そんなの許さない。あなたを絶対に捕まえて警察に突き出してやる」
『警察?』

僕はせせら笑う。
警察に通報しても無駄なので、そういう脅し方はしないようだが、これで怯むとは大間違いだ。
他人の意識を自由に奪える僕に敵はいない。
普通なら逃げる展開なのにこうやって付き合うってやるってことは僕もこの展開を心の奥底で望んでいるのだろうか。
多分僕がガキのせいだろうな。きっと打ち負かせて勝ちたいのだろう。

僕は久しぶりの会話を筆談とはいえ済ませ、満足するのだった。


















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  1. 2017/08/12(土) 00:49:50|
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